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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

2024-01-01から1年間の記事一覧

ありがたいけど油断大敵

嫁さんのホルモン治療は、最初こそダルそうだったが、思ったよりはマシで、ほぼ普段通りに日常生活を送れている。ありがたい限り。 でも副作用かストレスで、胃にポリープができ、他場所に血栓もできた。ボディーブローのように嫌なことが蓄積。5月からはい…

老害と若輩

週末恒例の息子(6才、3才)二人との男3人旅、通称「男旅」。今日は電車大好きな彼らのための冒険企画として、電車で大都会の難波に初上陸。少々疲れたけど、子供達もとても喜んでくれ、楽しく過ごせた。 その帰り、難波から出発を待つ電車で、事件は起きた。 …

がんにも負けず、会社にも負けず

乳がんの最終結果が出る直前の週末。少し外出したいと言った嫁さんが、自慢の長髪をバッサリ切ってきた。突然なので驚いたが、理解した。 もうすぐ抗がん剤治療がはじまり、髪が抜けてしまうから。

HER2陰性じゃなかったのかよ

先週は午後から嫁さんと病院へ。先月手術した乳がんの病理検査結果が揃い、今後の治療内容が決まる。 向かう電車の中で、嫁さんが調べたメモを見せてもらう。抗がん剤の種類や副作用がびっしり。誰にとっても抗がん剤は辛いしやりたく無い。でも多分やること…

卒園式 終わりよければ 全てよし

あの5者面談からバタバタ時は過ぎ、あっという間に迎えた長男の卒園式前日。嫁さんに電話。担任の先生だった。 「明日の卒園式のことで、お話が…」 内容は一瞬で予想できた。明日はうまくできないかもしれません。でも、褒めてあげてください。これまでの生…

ドキドキスッキリ五者面談

先週、長男の件で、幼稚園に呼び出された。 参考:「生活発表会でやらかした自閉症スペクトラムの長男が家で意地を見せた件で、嫁さんの代わりに幼稚園に手紙を書いた」 https://blueeleson.hatenablog.com/entry/seikatsuhappyo_nightmare_and_impression …

追悼 鳥山明先生

鳥山明先生が急逝された。68歳。あまりにも早すぎる。 衝撃のニュースから一夜明けたが、ショックと寂しさは今も、心の中でじわじわ広がっている。 世界中の方々と同様、僕の少年・青春時代は、鳥山明先生の作品と共にあった。 アラレちゃん、ドラゴンボール…

束の間のナギ節

手術から三週間弱。嫁さんの調子はだいぶ良くなった。左腕も徐々に使えるようになり、メンタルも安定してきた。がん前と同じ、なんてことはありえないんだけど、とても落ち着いている。むしろ逞しくなったように見える。三月に入り、仕事に復帰したことには…

なまはげお義母さんは神の使いだった

前記事 https://blueeleson.hatenablog.com/entry/2024/02/26/200845 昨夜21時、おつまみを手に意を決して帰宅。なまh…じゃなかった義理のお母さんが迎えてくれた。「ゾウくんお疲れ様〜!」とニコニコ。おかしい。数年前お会いしたときと全然違う。嫁さんも…

会社復帰初日、ゾーマ襲来

今日は久々の出勤だった。ただでさえ憂鬱な月曜日の出勤。嫁さん看病でファミサポ休暇を貰ってたのでトータル12日間の休み明け。看病家事子守から束の間の解放。ようやく会社に行ける喜び。 そんな喜び、あるわけ無い。いつ何時も、働きたくない。会社で待ち…

術後1週間の束の間グルメ。甦る8年前の記憶。

嫁さんの手術から1週間が過ぎた。術後検診と抜歯で病院へ。1週間前ここに来たときは、祈るような気持ちだった。その翌日、全く動けない嫁さんを迎えに来た時は、正直この先どうなるのかと思った。しかし1週間たち、今や信じられないくらいに、嫁さんはだ…

ジョーカーオカンの胃痛治療

この前の日曜日。胃痛が酷すぎて、やむを得ず両親にヘルプを出した。最終手段のジョーカー召喚。これまでのいろんな経緯もあり、極力親には借りを作りたくない。それにオカンの暴走暴言で、凹んでいる嫁さんを刺激したくない。 なので外でご飯と公園に行こう…

嫁さん帰還。胃痛でダウン。ジョーカー召喚。

2月17日。手術から3日。ついに嫁さんをお迎えにあがることに。子供達二人を車に乗せ、大阪の都市高速を爆走すること1時間。嫁さんのホテルに到着。 ホテルからよろよろと出てきた嫁さんを見つけた子供達。3歳のママっ子の次男は、物凄い勢いでママに突進。…

術後最初の山場は越えた

嫁さんの乳がん手術から二日目。特休三日目。子供達を幼稚園へ送り、嫁さんが静養するホテルへ。今日11時に胸に刺さってるドレン管を抜いてもらう。このドレン管がとても痛いらしく、術後は歩くどころか、自力で座る、寝ることもできなかった嫁さん。こんな…

人に優しくしたいなら自分に余裕を持っておく

バレンタイン翌朝。子供達を幼稚園に放り込んですぐ、手術を終えた嫁さんを病院にお迎えに行った。 頑張った嫁さんを、笑顔で迎えよう。感涙感激の再会。なんて事には全くならず。ほぼ全く歩けない嫁さん。術後のドレン管がまだ胸から出ており、とても痛々し…

チョコの要らないバレンタイン

2月14日。バレンタイン。いよいよ嫁さんの乳がん手術の日。朝から気持ちが落ち着かないけど、嫁さんはスッキリした顔に見える。胸がなくなるのは寂しいけど、憎きがんともおさらばできる、そんな感じみたい。手術は夕方。 雲一つない絶好の手術日和の中、昼…

恥と勲章 余計な一言 手術前日

嫁さんと転移無しのプチ祝いをした数日後。どういう流れか、今回の件を友達や知り合いに話すかどうかという話になった。嫁さんは涙ながらに言った。言うわけない。言いたくないし、会いたくない。胸と髪が無くなってしまうなんて、情けない。女にとって恥だ…

手術前のPET-CT検査結果〜女は強い

昨日は午後休を取り、嫁さんと病院に向かった。PET-CTの検査結果を聞くためだ。全身CTで乳がんの転移がないかを調べるもの。もし万が一、骨や肺に転移していたら、その時点で一気にステージ4になる。ガン除去はもはやできなくなると聞いた。まさかそんなこと…

生活発表会でやらかした自閉症スペクトラムの長男が家で意地を見せた件で、嫁さんの代わりに幼稚園に手紙を書いた

先週日曜日。自閉症スペクトラムの長男、幼稚園最後の生活発表会。やらないどころか、一人だけガサガサと動き回り、ダラダラ座り込んだと思うと舞台の袖に引っ込む。目を覆いその場から逃げ出したくなるほどのみっともない醜態。過去最悪の、公開処刑、惨劇…

打ちのめされそうだけど踏ん張りたい

【閲覧注意:ネガティブな愚痴です】 嫁さんが乳がんと分かり2週間がたった。手術日も決まり、上司のエンジェルマシンじゃなかったキラーマシンの助けもあって特休も取得出来そう。嫁さんの気持ちの沈みも、最初に比べると落ち着いてきた気がする。 でも、何…

エンジェルマシン爆誕

前記事https://blueeleson.hatenablog.com/entry/cancer2 嫁さんの乳がん手術日が決まった。手術翌日にはなんと退院。術後数日は、胸にチューブが刺さったままらしいのに。さすがに僕も何日か休まないといけない。今回の件は、リアル知り合いには誰にも話し…

嫁さんがん記録2 見えてきた手術内容、スケジュール、そして新たなリスク

前記事https://blueeleson.hatenablog.com/entry/cancer 嫁さんの乳がん確定から1週間。今日は会社を休み、嫁さんと一緒にセカンドオピニオンの病院に行ってきた。 ここ1週間、嫁さんの落ち込みようは激しかった。見たことがないほどに。無理もない。わず…

嫁さんががんになった

昨年12月のある日。突然「胸にしこりがある気がする」と嫁さんが言い出した。1cmほどのしこり。体調問題なし、自覚症状も無し。念のために近所の病院へ。町医者では設備がないため、大きな病院で改めて検査。マンモグラフィー、MRI、注射で細胞を取る。何度…

能登半島地震に思うことをダラダラ自分語りと合わせて

※はじめに この文章で一番言いたいことは、本文最後にございます。それまでは長々と自分語りをしておりますのでご了承頂き、それでも暇だし読んでやるかと言う勇気ある方にご一読頂けますと幸甚です。 1995年1月17日。阪神大震災のとき、僕は中学生だった。…

2024年激動の年明け

2024年。あけました。 大晦日、実家に帰り、紅白を見る間も無く家事子守に忙殺される。ようやく子供達を寝かしつけた後は、両親と僕の三人で、引きこもり&障害者年金不正受給疑惑&兄の僕を訴訟未遂の三拍子揃ったクソ妹問題を語りあっているうちに年が明けて…