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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

生活発表会でやらかした自閉症スペクトラムの長男が家で意地を見せた件で、嫁さんの代わりに幼稚園に手紙を書いた

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先週日曜日。自閉症スペクトラムの長男、幼稚園最後の生活発表会。やらないどころか、一人だけガサガサと動き回り、ダラダラ座り込んだと思うと舞台の袖に引っ込む。目を覆いその場から逃げ出したくなるほどのみっともない醜態。過去最悪の、公開処刑、惨劇の舞台になってしまった。

そして今朝。生活発表会の後にいつも嫁さんがやってる、幼稚園へのお礼のコメント。

コメントを書く気力すらないという嫁さんに代わり、僕が書いた。それを貼り付けさせていただきます。

 

幼稚園の先生の皆様

先日の生活発表会、ありがとうございました。息子のことで迷惑をおかけして申し訳ありません。
会の後、褒めてやって下さいとありがたい言葉を仰って頂きました。しかし、太鼓は頑張っていましたが、あのセリフ劇での態度は、どうしても許せませんでした。
前日、大きな声でセリフを言おうね、言えたらくら寿司で好きなアイスとラーメン食べよう。そう約束していました。
しかし、セリフどころか、ずっとフラフラガサガサ、次男の最年少クラスにも劣る醜態。正直今まで見た中で一番みっともなかった。


どう本人に言おうか考えた末、家に帰り、セリフ劇の動画をテレビ画面で本人に見せました。そして叱りました。

何やこれは。なぜ先生の言うことを聞かないのか。何やってるんだと。
これが自閉症スペクトラムなんだ。言っても理解できないし、出来ない。そう頭で言い聞かせながら、私も止まりませんでした。
泣く息子にヤケクソで言いました。きをつけして、もう一度やってみろ。
すると、息子は泣きながらも、キチンと気をつけして、歌を二曲とも完璧に歌いきったのです。
私も妻も驚きました。そして何とも言えない感情が溢れました。妻は号泣しました。
ちゃんとできるんだ、覚えてたんだと言う喜びと感動。
できるのになぜやらなかったんだという悔しさ。
自閉症スペクトラム、病気のせいなんかじゃなかった。やれば出来るんだ。
なのに、やらなかった。

それを私はめちゃくちゃ叱りました。

一生懸命やって、出来ないのは仕方ない。
だけど、できるのにやらないのは絶対許さない。次やったら家に入れない。先生のいうことをキチンと聞いて、ちゃんとしろ。お前は出来ない子じゃない、出来る子なんだからと。


どこまで言葉が届いたか分かりません。ただ怒られたと言う記憶しかないかもしれません。しかし、(長男)は出来ない子?出来る子?と聞いた時、出来る!と大きな声で即答していたので、少しは響いたかなと思います。約束のくら寿司にも行きました。長男は喜び、ようちえんがんばる!と言いながら、ラーメンとアイスを食べてました。


幼稚園の先生方には、感謝しかありません。入園以来、ずっと感謝しています。教育方針にも、100%賛同致します。全面的に信頼していますし、もうすぐ卒園ですが、この幼稚園にいれて良かったと、心から思っています。


ただ、親、特に父親としては、もっと厳しさが必要だったかなと反省しています。優しさだけでは動かない子には、ある程度の厳しさは必要でした。自分自身厳しく育てられた記憶があるので、なるべく厳しすぎずにと思っていましたが、それが甘やかしに繋がっていたとすれば、申し訳ないです。


最後の舞台は、卒園式です。最後もダメなままなのか。それとも最後にひとかけらでも意地を見せてくれるのか。
これまでずっと、幼稚園でも迷惑かけっぱなしの落ちこぼれでしたが、願わくば最後に意地を見せて欲しいと思っています。期待はしていませんが。


もし幼稚園で相変わらずちゃんとしてなかったら、叱り飛ばして引っ叩いて泣かせても全然問題ありません。どうぞ遠慮なくお願い致します。
こちらでも、やりすぎない程度の厳しさで、本人の自覚を促していきたいと思っています。

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。


ぞうべい

 

園長、担任、保護者二人の四者面談待ったなし!やーるぞー!