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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

手術前のPET-CT検査結果〜女は強い

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昨日は午後休を取り、嫁さんと病院に向かった。PET-CTの検査結果を聞くためだ。全身CTで乳がんの転移がないかを調べるもの。もし万が一、骨や肺に転移していたら、その時点で一気にステージ4になる。ガン除去はもはやできなくなると聞いた。まさかそんなことはないだろうという思いに混じる、でも1ヶ月前まさかがんだとは思わなかったでしょという悪魔の声。眠れなかったと言う嫁さんを連れ、景気付けとばかりに大阪マルビル地下街でビフテキ定食をかき込み、病院に向かった。

 

結果は、問題なしだった。転移なし。

ほーっと息がこぼれた。

 

これで転移という敵は倒せた。残る敵は乳がん細胞のみ。

いよいよ来週手術。ミッションは乳がん細胞の除去。今はそれだけに集中だ。

1ヶ月前、胸が無くなってしまうと毎晩泣いていた嫁さんは、「早く切って取って欲しいわ」と豪快に笑って言った。女は強い。強すぎる。

 

手術、術後の痛みを乗り越えた先に待つ懸念は、抗がん剤。抗がん剤投与の要否が決定するのは、手術の1ヶ月後。暫定値(20)では、やるかやらないか微妙なところらしい。抗がん剤治療をすると、全身の毛が全て抜けてしまう。髪の毛も眉毛もまつ毛も。辛い副作用もある。それが3〜6ヶ月続く。長い髪がお気に入りで、月一でマツエクに通うのが気分転換の嫁さんにとっては耐え難いに違いない。

抗がん剤になったら、一歩も外に出ない。1ヶ月前は、そうふさぎ込んでいた嫁さん。ウィッグの話題などは、僕からは口が裂けてもできなかった。だけど今は、再発リスクがあるなら抗がん剤を受ける覚悟ができたと話した。最近は夜な夜なお気に入りのウィッグを探しているらしい。いいのが見つかりそうだと喜んでいた。女は強い、強すぎる(2回目)。

 

今回の結果を受けて、帰り道、僕たちは最寄駅のミスドでプチ打ち上げをした。嫁さんはゴディバコラボの高級ドーナツを奮発。いつもはドーナツを食べない僕も、チョコポンデリングで舌鼓を打ち鳴らした。

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束の間の休息。この後子供たちのお迎えだ。四者面談の日程決めないとな。その夜嫁さんは憑き物が落ちたように眠っていた。

そして今日。また一日頑張ろう。