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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

抗がん剤がはじまった

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いよいよ、嫁さんの抗がん剤治療が始まった。

・乳がん ステージⅡa

・抗がん剤 AC 4回+T 4回 計8回/6ヶ月

5月15日 1日目

10時〜15時

嫁さんは、ポートの抜糸、脱毛抑制のための頭皮冷却、そして抗がん剤(AC)投与。

嫁さんから直前の写真が送られてきた。

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初めて見る抗がん剤。どう見ても血。えもいわれぬ威圧感。通称赤い悪魔と言うらしい。

半年にわたる付き合いが始まる。初対面から赤い悪魔なんて言うと叱られるかな。がん細胞を殲滅してくれる頼れるレッド。宜しくです。副作用はほどほどでお願いします。

僕は午後休を取り、嫁さんをお迎え。手術直後のときのように全く動けないと大変だ。しかし嫁さんは全然元気そうだった。頭が冷たかった〜ポート便利やわ〜と笑う嫁さんは、最後の晩餐とばかりに、車内でコンビニのスムージーとケーキを頬張る。

抗がん剤が長引いた場合を想定し、僕は自分の両親を召喚し、年中の次男のお迎えをお願いしていた。和歌山からきてくれたオカンとオヤジ。初めての幼稚園、初めてのお迎え。迷いながらもミッションを遂行してくれた。

17時

帰宅。夕食、洗濯、風呂掃除と、オカンが獅子奮迅で働いてくれていた。まだ嫁さんも元気。好物の海老を口にする。

少し落ち着き、恒例の笑えない実家話がはじまる。親族同士で祖母のわずかの遺産を巡り裁判沙汰になってるらしい。またか。

そしてオカンが言う、聞き飽きたセリフ。お前は長男、あととりやぞ。来月には法事がある。大変やろうけどお前は長男、跡取りや。来なあかん。あいつら(親族)に負けたらあかん。

今はがんとの闘い、自分の家族で精一杯。どうでもよい親族など相手にしてる暇はない。ていうか僕の対戦相手は結局一体誰なんだい。その旨をオブラートに包み伝える。まあ僕らからしたら挨拶みたいな会話だ。

加え、近々温泉旅行に行きたいからオススメ旅館行程教えてねと元旅行会社社員の嫁さんにねだりつつ、4年後は私達の金婚式やでおぼえといてとおねだりをぷんぷん匂わせ、「きけるなよ(疲れて倒れるなよ)」と言い残し、犬の世話があるからと、颯爽と両親は去っていった。良くも悪くもいつも通りだった。とても助かった。法事を頑張りつつ旅行プラニングしないとな。

18時

一方で小一の長男は放課後デイサービスからの帰宅が間に合わず、楽しみにしていたじいじばあばとの再会は叶わず。拗ねる長男をなんとかなだめ、じいじばあばの週末再訪でご納得頂いた。

そして、嫁さんの体調が悪くなってきた。吐き気はないが、とても気持ち悪く、だるいらしい。もう副作用が来たか。

21時 

寝かしつけまで完了。子供達は嫁さんの様子が違うことを理解しているようだ。ママ、しんどいの。よしよしするの。と言いながら2人は就寝。

24時

嫁さんの体調がさらに悪化。とにかく胸が気持ち悪いそうだ。吐き気はないが、経験したことのない類の気持ち悪さ。薬を飲み、ひたすら寝てもらうしかない。とはいえ、まだ全く動けないわけではなさそうだ。

5月16日 2日目

10時 

子供達の送迎、家事完。薬の効果もあり、嫁さんは、寝たきりでフルーツしか食べられないが、まだ大丈夫。しかし抗がん剤のピークは投与後2日くらいに来ると聞いた。明日明後日、一体どうなるのか。こんな生活があと半年間も続くのか。不安しかない。でも考えても仕方ない。病院の先生と頼れるレッド様を信じ、出来ることをやっていくしかない。

 

来週は、嫁さんのご両親が来てくれる。僕の胃は痛むが、とても助かる。行きたくないけど、会社に行ける。半年間の長丁場、全員の力を結集し、乗り越えていきたいと思います。