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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

術後最初の山場は越えた

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嫁さんの乳がん手術から二日目。特休三日目。子供達を幼稚園へ送り、嫁さんが静養するホテルへ。今日11時に胸に刺さってるドレン管を抜いてもらう。このドレン管がとても痛いらしく、術後は歩くどころか、自力で座る、寝ることもできなかった嫁さん。こんな状態で退院させるなんてなかなかのスパルタ式。そして果たして今日また病院に行けるのかと心配だった。なんとか痛みに耐えてもらい、タクシーを捕まえ、病院に辿り着くことが出来た。難所クリア。

病院に入ると、手術して下さった院長先生が挨拶に来てくれた。術後の経過は順調です。ありがとうございましたと最敬礼。ドレン管はすぐ抜いてもらい、問題だった痛みもだいぶマシになった模様。嫁さんは自分で座れ、ゆっくりだけど歩けるようになった。すごいぞ。

昼食。ホテルのロビーに隣接するレストラン。嫁さんにとっては、術後はじめて外で食べる食事。

ふと病院の先生の面談を思い出した。がんは生活習慣病。がんを予防し確率を下げることは可能。その中で、術後まもない今、嫁さんの血液検査結果からオススメされた食事。それは卵。チーズ。ナッツ。赤身の肉。そして野菜だった。(あくまで嫁さんの場合)

たまたまホテルの隣のレストランには、なんとそれらをすべて詰め込んだ夢のメニューがあった。

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ローストビーフ丼。あの病院の先生がひそかに監修してるのかな、それくらいドンピシャのメニューに僕達は驚愕。嫁さんの表情もパッと明るくなった。めちゃくちゃ美味しかった。「美味しい。健康が一番だね」嫁さんが言った。こうして椅子に座り、美味しいご飯を食べられる、それがどれだけ幸せなことかと思った。

 

部屋に戻ると、嫁さんが術後の胸を見せてくれた。がんがあった方のトップは無い。手術の傷痕もまだ痛々しい。だけど胸は驚くほど綺麗なままだった。本当に全摘出したのかと聞いたほどだ。嫁さんもびっくりしつつ、とても喜んでいた。本当凄い。神業だ。よかった。この病院を選んで本当に良かったと思った。

身支度を整えたのち、ホテルのAbemaTVで嫁さんの大好きな韓ドラを観た。こうして二人でゆっくりドラマを観るなんて何年振りだろうか。ペントハウスというドラマだった。めちゃくちゃ面白い。ストーリー展開が凄すぎる。すっかりハマってしまった。シーズン3が待ち遠しい。

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https://abema.app/cX1f

四時。幼稚園にお迎えに行かないといけない時間が来た。昨日は身動きできない嫁を残し、後ろ髪を引かれる思いだった。でも今日はなんとか大丈夫そうだ。寝たきりの昨日とは違って少し動けそうだし、韓ドラを見る余裕もあるみたいやしね。

一昨日昨日、手術当日翌日の、しんどかった山場はなんとか越えられたのかな。

この先何回山場が来るかわからないけど、一つ一つ乗り越えていくだけだ。

 

さあ幼稚園のお迎え。子供達は嫁さん不在の異変を何となく察知している模様。なのに叱ったり苦労をかけてしまった。今日は週末。子供達の大好きなくら寿司で前祝い。

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明日はいよいよ、嫁さんが家に帰って来る。僕と子供達の三人で迎えに行く。嫁さん、子供達は、どんな顔をするだろうか。その前に、散らかりまくってる家を、出来る限り掃除しとかないとなあ。