【まとめ】新型コロナに一家全員が感染して感じたこと。

新型コロナウイルスに一家全員が感染してしまいました。

家族全員の症状がほぼ完治し、もうすぐ自宅療養が明けるこのタイミングで、

今回学んだこと感じたことを、書き記しておきたいと思います。

家庭内感染について　僕のケース

僕の場合は、まず妻と次男（１歳）が感染したので、一つ屋根の下で、未検査の長男（４歳）と自分の感染を防ぎつつ、妻と次男の看病をしないといけないという、非常に難しい状況でした。

それこそ指紋が消えるくらいに消毒しまくり、隔離看病子守を頑張りましたが、翌日長男も感染してしまいました。オミクロン株の潜伏期間が２，３日なので、既にもらってたかもですが。

僕だけがまだ陰性でしたので、一家全滅を回避するため自分は感染しないぞという気持ちもありました。だけど、長男が高熱で頬を真っ赤にし、悪寒で涙を流しながら「パパ、さむい、さむい～」「パパ、手、つなぐ～（手を繋いでくれ）」と言われたときは、思わず長男を抱きしめてしまいました。親とすれば、そんなときに隔離とか感染回避とか、言ってられなかったです。あの時の長男の姿は、今思い返しても、涙が出そうになります。

結果その日の夜に、自分も発症してしまいました。でも、一家全員が感染し、隔離の必要もなくなったこともあり、ある意味で気持ちが楽になりました。よし、これであとは全員、治すだけだなと。

家庭内感染を防ぐのは、現実問題とても難しいと感じました。子供がいなかったり、大人一人だけ感染したり、とかなら、まだ可能かもしれませんが。

特に、小さい子供が感染してしまったら、本当に回避しようがないです。その時は、一家全員感染を覚悟した方がいいです。ある意味そっちの方が気が楽です。ただし、夫と妻の症状ピークが重なることだけは避けましょう。時間差で一人大人が動ければ、何とか凌げますので。

自分達の症状

僕　（４１歳）

・ワクチン　モデルナ２回摂取済

・発症　　　微熱（37℃超）、寒気（悪寒）

・ピーク時　発症から6時間後、発熱(MAX 38.5℃）、激しい頭痛、猛烈な倦怠感、激しい悪寒が8時間ほど。しんどすぎて本当に動けなかった。イメージはモデルナワクチン2回目の副作用の10倍（個人の感想）。喉痛は無し。

・ピーク後　微熱（37℃超）と、何とも言えないだるさ・倦怠感が３，４日続き、痰が絡まる。薬の副作用か不明だけど、昼間でもめちゃくちゃ眠い。痰が絡まる。

妻　（４１歳）

・ワクチン　ファイザー２回接種済

・発症　　　喉の違和感、喉の痛み

・ピーク時　発症から２日後、発熱(MAX 39.5℃）、咳、喉痛、猛烈な倦怠感、激しい悪寒が半日ほど

・ピーク後　微熱（37℃超）、倦怠感が３，４日続く。昼間でも眠い。咳。

長男（４歳）

・発症　　発熱（38.5℃）

・ピーク時　発熱（MAX 39.7℃）。悪寒を訴える。2時間ほどピーク、一旦悪寒は収まるが、その日の夜再び悪寒、発熱。熱でうなされる。座薬で少し落ち着く。

・ピーク後　翌日はケロッとしていた。微熱(37℃台）は２日ほどあったが、倦怠感があったのかは不明。さすが元気が取り柄。

次男（１歳）

・発症　　発熱（39.1℃）

・ピーク時　発熱（MAX 39.7℃）。ぐったり。熱でうなされながら泣き続ける。あっちんちんで、熱性けいれん（ひきつけ）を起こしかける。座薬で少し落ち着く。

・ピーク後　微熱(37℃台）が３日ほど。倦怠感のせいだろう、機嫌がとても悪い日が４日ほど続いた。

オミクロン株は軽症、風邪と変わらないと一部で聞きますが、「軽症＝CTで肺に影がない」だけで、腐ってもコロナです。ピークがめちゃくちゃしんどかったです。ピーク後の倦怠感もしぶといです。体力メンタルがガクンと落ちます。感染しないに越したことはないです。

詳細はこちらをご参照ください

新型コロナに感染しました。 - ぞうブロ～ぞうべいのたわごと (elep-peace.com)

感染したかな？と思ったら　

まずは検査キットで味見検査！

まずは自宅で、抗原検査キットで味見検査をしましょう。

検査のできる病院を探す！

検査キットが手元になければ、検査してくれる病院を当たりましょう。

たとえば大阪であれば、下記リンクから探せます。

https://pref-osaka.viewer.kintoneapp.com/public/0513c2014b31535d76ce0b6d4a6516e1399e3ae432a81f7b1c400569491589dc#/

このHPを見て、片っ端から電話していくことになります。

ただし、症状が出ていないと、たとえ濃厚接触者でも、まず検査してもらえません。

その時に、抗原検査キットで陽性でしたと伝えると、検査を受けられやすくなるはずです。もっとも、大体その時は症状も出ているのですが。ですので、キットを手元に持っておくことは重要だと思います。

尚、抗原検査キットの結果はあくまで参考値です。たとえ陽性でも、改めて病院に連絡し、病院で検査を受け、陽性となれば、晴れて（？）新規感染者数に登録されます。

保健所について

保健所には電話がなかなか繋がりません。まずは、保健所への連絡ではなく、検査可能な病院を探しましょう。そのうえで、

キットで検査⇒キットで陽性なら病院で検査⇒病院で陽性なら自宅療養

の流れでOKです。病院での陽性判明後は、病院から保健所に連絡が行きます（私たちから保健所に連絡する必要はありません）。

ちなみに自宅療養中は、保健所から色々連絡（病状の聞き取り、濃厚接触者用検査キット送付）してもらえます。（遅れがちですが）

保健所に聞けることは、あとは隔離期間ですが、ざっくり下記です。

・濃厚接触者は、最終接触から１０日間⇒７日間の自宅待機

　（例：家族が感染判明⇒10日の自宅療養で家族が完治⇒それからさらに7日間の自宅待機）

・感染者は、発症日から10日間の自宅療養

隔離期間についても、明日で自宅療養が終わりますよ、と連絡もしてくれます。保健所凄いです。きめ細かくフォローしようとしてくれます。ただ、パンクしています。

とにかく、医療従事者、保健所は、めちゃくちゃ逼迫しています。そんな中、必死に対応して頂いています。極力邪魔にならないようにしましょう。といっても、なかなかそんな余裕はなかったですけどね…

感染しない、させないために

マスク着用。手洗い。消毒。ワクチン接種。３密回避。

基本的な感染対策を、しっかりし続けるしかないです。

まん防とか緊急事態宣言とか色々ありますが、結局、自分の身、家族の身は、自分で守るしかない。

それでも、100％の感染対策は無いと感じました。いつどこで、誰が感染しても不思議じゃないです。自分もいつか感染するものと思っておいた方がいいです。妻と次男は、幼稚園送迎、スーパー、室内遊び場しか外出してないのに感染してしまったので。

そして万が一、体調の変化、特に喉の違和感が出たら、すぐにキットで検査をした方がいいです。自分がうつるよりも、職場や学校で人様にうつしてしまう方がショックは大きいです。（僕家族の場合は幸い誰にもうつさなかったですが）

もしものために、備えておくべきもの

抗原検査キット

　少なくとも、家族全員１回分は、持っておきたい。少しでも体調（特に喉）に異変を感じたら、自宅で味見検査をしましょう。転売ヤーは全員氏ねばいい。

消毒液

　手はもちろん、ドアノブ、リモコン等、手に触れるものはマメに消毒を。小さい子供さんがいる家は特に。

生活物資

　災害対策のイメージと同じ。水回り、トイレ回りの備蓄を。特に小さなお子さんがいる場合は、おむつ、お尻ふき、ミルク等は最重要。大人は、最悪何とでもなる。

食料

　長くても２週間なので、そんなに困らなかった。直前の買い出し、実家からの差し入れもあったので。米、水、冷凍食品があれば大丈夫でした。ただしネットスーパーの登録は必須。それに、すぐ飽きるので、気分転換に出前館はとてもおすすめ。

車のガソリン

　早めの給油を。病院での検査時は、長時間車の中で待機することになりますので（私は５時間車中待ちでした）。

風邪薬、のど飴

　僕は頭痛が激しかったので、イブクイック、葛根湯にお世話になりました。妻は喉痛が激しかったので、のど飴を重宝していました。

自宅療養の心構え

体調最優先。災転じて福となす

それでも、コロナに感染してしまったら。あるいは濃厚接触者になってしまったら。

まずは体調最優先です。症状が悪化しないこと、そして感染をこれ以上広めないことを第一に考えましょう。

職場や学校への影響、一部からは心無い嫌味を言われたり、風評被害も気になりますが、今は考えない。考えても仕方ないし、ネガティブなことでメンタルを削られるのは勿体ないし、そんな余裕もない。自宅療養中は体力とメンタルがかなり落ちるので、気になってしまうこともありますが…

長い休みと、格好のネタを神様にもらったと思い、この時にしか出来ないことをしようと、前向きに考えるのがいいです。僕は一連のコロナ対応について、ブログを書き、Twitterで発信し、そのおかげでモーニングショーさんで地上波デビューすることができました。笑

モーニングショーに出演しました。 - ぞうブロ～ぞうべいのたわごと (elep-peace.com)

あとは、家族全員感染したこともあり、家族とじっくり過ごせる貴重な時間でしたので、思い切って会社は一週間休み、楽しい家族での思い出を作るようにしました。お絵描きとか、裏庭で土いじりとか、料理とか。妻も僕もヘロヘロですが、子供達が喜んでくれたようなので、よかったです。

自宅療養パックはありがたい、けど

大阪府某市在住ですが、市（保健所？）から「自宅療養応援パック」を頂きました。食糧と生活物資。とてもありがたい。

ただ、惜しむらくは、届いたのが妻の自宅療養最終日（僕や子供もあと数日で終わり）だったこと。欲を言えば、もう少し早く頂けていれば。でも、本当に感謝。市や保健所の皆様、業務が逼迫している中、貴重な応援物資をありがとうございます。

おわりに。

今回、大変な中でもたくさんの学びがありましたが、一番身に染みて感じたのは、人の優しさに対する感謝の気持ちです。

医療従事者の皆様、保健所の皆様、優しく思いやりのある言葉をくれた幼稚園の先生方、職場で代わりに仕事をしてくれた方、差し入れと抗原検査キットを届けてくれた両親、自分のハゲ薬よりも抗原検査キットを優先し送ってくれようとした友人、そのほか多くの仲間達。沢山助けて頂き、本当にありがとうございました。

あとは、偉い人達、政治家や先生方には、医療従事者、特に保健所の方々の、負荷を軽減し奮闘に応える施策を推進頂ければと思います。現場は一生懸命頑張って下さっているので、せめて給与アップで報いてあげてほしい。意味のないマンボーとか時短要請で遊んでる場合じゃない。そんなん言われなくてもやってますかそうですか失礼しました。

この記事で、コロナの脅威をより自分事だと感じていただき、感染予防に注力頂ければ。またもし感染してしまっても、少しでも前向きに療養頂ければ。何よりの幸いです。