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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

自宅療養を終えて。コロナ鬱にも負けず、仕事にも負けず。

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自宅療養中だけど、今週から在宅勤務で慣らし復帰をする(させられる)ことに。週初めのチームミーティングで久々に皆に挨拶をした。一週間休んですみません。

それに対し、上司やチームメイトからのコメントは一切無かった。何いつまでもサボってるんだよ。てめーの分まで仕事をさせられて。いいよな俺もコロナになって休みたいわ。そんな怨嗟の声が聞こえてくるようだった。

実際のところ、みんなは気を遣って敢えて何も言わなかったのかもしれない。だけど自分にはそう思えなかった。というのも、ここ一週間のコロナ騒動ですっかり体力が落ち、必然メンタルも疲弊していたからだ。

そんな荒んだ状態で久々の在宅勤務をしてみるが、仕事はおろか、椅子に座っているだけでもしんどい。メール一本打つだけでヘロヘロ。昼寝をしないと耐えられない。元々機械の設計の仕事は嫌いだったけど、こんな落ちたメンタルなら尚更だ。1ミリ2ミリでガタガタ言うな。不具合なんてどうでもいい。元気でやる気のある人間が勝手にやってりゃいい。どうせ皆僕の悪口を言ってるんだろう。僕はもう無理だ。このまま長欠コースに突入してしまおうか。

完全なる、コロナ鬱だ。

全く、コロナは本当に嫌らしい病気だ。ピーク時は凄まじくしんどい。ピーク後も微熱と倦怠感がしつこく続く。それが終わった頃には、長引く自宅療養で体力とメンタルを削られ、コロナ鬱に陥ってしまう。頭痛は未だに治らない。恐ろしくタチが悪い。コロナに罹っていいことなど一つもない。

気づけば、最初から最後まで、コロナに負けっぱなしだ。

 

流石にやばいと思い、自宅療養最終日は、在宅勤務をやめて、完全休養にさせてもらった。上司にはそんなに体調が悪いのなら病院に行けと言われたが、コロナで自宅療養中なので病院に行けないことを未だに理解してもらえない。医者も自宅にデリバリーできると思ってるんだろうか。それにこのコロナ鬱は、なった人にしか分からないと思う。

 

いずれにせよ、このままでは社会復帰できない。家族は皆自宅療養が終了している。僕は家族と外に出かけることにした。車を走らせ、公園にやってきた。どうしても、外の空気を吸いたかったのだ。

幸い今日は晴れ。青空が眩しい。約二週間ぶりの娑婆の空気は美味しい。陽の光を浴びながら、自転車の長男と散歩。まだ身体が重たい。それでも3キロは歩いただろうか。歩いてるうちに、不思議と陰鬱な気分が消えていった。頭痛もマシになった気がする。それどころか、よし、明日からぼちぼちリハビリしていこうと、前向きな気持ちになれた気がする。

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当たり前に吸っていた娑婆の空気。当たり前に浴びていた太陽の光。当たり前だった散歩。それらがどんなに貴重で素晴らしいものかを、改めて痛感した。

太陽の光は鬱病に効くというのは本当なのだ。適度な運動、ウォーキングも同様だ。

 

改めて青空を見上げると、飛行機がいた。元気になって、コロナが落ち着いたら、あれに乗って海外旅行に行こう。目標は再来年。行き先は、オーストラリアのブリスベン、ゴールドコースト。嫁さんの友達、クリスとその家族に会いに行くためだ。そのために、頑張って稼がないといけない。英語も勉強しとかないと。

コロナ禍の前、胸に秘めていた野望が蘇ってきた。ネガティブなことは、もうおしまい。これからはポジティブを、徐々に心に染み込ませていこう。

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そう思いながら帰ってきた。久々の娑婆の世界は爽快すぎて、ヘロヘロでまたも昼寝してしまった。

でも明日から何とか頑張れるかもしれない。面倒くさい仕事が山ほどあるのは百も承知。誰も理解してくれないのも承知。だけどそんなの気にせず、とにかく一歩ずつでも元に戻していこう。いや、元に戻すというよりは、新しく作り直そう。筋トレみたいに、壊れたところを鍛えて元より強くする感じで。

 

コロナに負けっぱなしで終わるわけにはいかない。

災転じて福となす精神で、最後には打ち克かないといけない。

自分が負けると、家族全員が負けたことになってしまう。

 

そのために明日は会社に辿り着く。まずはそれだけで勝ちとする。しんどければ自席で昼寝する。そして定時きっかりで帰る。何とかなるさ、知らんけど。