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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

新型コロナに感染しました。

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その1  先週末、嫁さんと次男(1歳)が感染

濃厚接触者になりました。 - ぞうブロ~ぞうべいのたわごと (elep-peace.com)

その2  翌日、長男(4歳)が感染

長男も陽性。一家全滅か、最後の希望か。 - ぞうブロ~ぞうべいのたわごと (elep-peace.com)

突然始まったコロナとの戦い。自宅療養だけど唯一陰性の自分にとっては隔離病棟に放り込まれたようなもの。動けるのは自分しかおらず、家族との隔離は実質不可能。どれだけマスク消毒を頑張っても、防ぎようがなかった。自分もかかるのは時間の問題だと覚悟してましたが、やはり感染してしまいました。

日曜日、発症、抗原検査キットで陽性

長男が陽性になったその日の夜から、熱が上がり(37.8℃)、悪寒が止まらない。ああ来たな。

翌朝6時。喉痛や咳はないけど、熱は38.5℃に。頭痛。関節痛。悪寒。何より激しいのは倦怠感。頭がぐるぐるガンガン、だるすぎて、飯やトイレは勿論、布団から起き上がることもできない。嫁さんや子供達も、しんどそうやったのは、これか。そら動けないわ。

オミクロンは軽症。風邪と変わらん。そんな報道を散々見てきたし、自分も心のどこかでそう思っていた。しかし、それは間違っていた。腐ってもコロナ。去年志村けんさんが亡くなった時のような恐怖感、絶望感がないだけ。後でも触れるが、軽症とは「CTで肺に影がない」という意味。普通の風邪よりは全然しんどい。最上級の風邪。だるかったモデルナワクチン二回目の副作用、あれの10倍はしんどい。(個人の感想です)

 

8時間ほどそんな状態が続いたが、昼過ぎになり、少しだるさがおさまってきた。布団から出られるようになったので、両親が家の前まで持ってきてくれてた市販の抗原検査キットで検査。結果は火を見るより明らかですが、陽性反応が出ました。

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そういや、とある薬局で親父が「抗体検査キットありますか」と聞いただけで陽性者と勘違いされ、けんもほろろに扱われたそうだ。怖いのは人。正確に言えば無知で馬鹿な人間ですね。いかん人様のことを悪く言う元気が今はない。

 

まずは保健所に報告しようと電話をかけるが、全然繋がらない。数十分格闘の末ようやく繋がる。明らかにパンクしてる模様。

保健所いわく、市販の抗原検査キットの結果では、正式に陽性者と認定されず、改めて病院でPCR検査を受ける必要があるとのこと。

運悪く今日は日曜日。PCR検査できる病院が少ない上、自分がしんど過ぎて動けなくて行けなかった。(家族も全員陽性なので連れて行ってもらえない)。明日改めて出直そう。

ちなみに、嫁さん次男の陽性判明時点で、保健所からは残り家族(長男と僕)用の検査キットを送ってくれるとのことだった。しかし感染が急すぎて保健所も追いついていないと言っていた。幸い全員陽性が判明したので保健所の検査キットは不要(返送)になった。電話してる時も、後ろで電話が鳴りっぱなしだった。そんな中丁寧に話してくださった担当の方、そして保健所の皆様、本当に頭が下がります。ありがとうございます。

 

かくして、我が家は全員コロナに感染した。一家全滅。

しかし、私も嫁さんも、ある意味スッキリした。これで隔離とかの気を遣わなくて済む。それに、一家全滅はしたけど、不幸中の幸いとしては、症状のピークが重ならなかったこと。最初は嫁さんと次男。そして長男。僕はまだ無事だったので3人の看病をすることができた。3人が少し回復した後に自分がぶっ倒れてよかったです。

ある意味本物の抗体もできたので、しばらくはコロナに感染しないだろう。コロナが充満した家で、家族4人が暮らす。これが本当のウィズコロナ、ってやかましいわ。

夕方ようやくご飯を食べられた。両親が届けてくれたハンバーグとおにぎり。めちゃくちゃ美味しくて、人の優しさが胸に沁みた。

 

月曜日、病院での検査で正式に陽性

翌日月曜。嫁さんは50%ほど回復。長男は全快じゃないけどまだ一番元気。次男はまだ機嫌が悪く、多分だるくてしんどいんだと思う。可哀想に。

自分の体調は、熱は37.5℃。悪寒はなくなり、だるさのピークは過ぎたが、それでもまだ結構だるい。改めて病院に連絡。

病院でのPCR検査は、たとえ濃厚接触者でも、無症状ならしてもらえない。医療逼迫につながるから。そりゃそうだ。でも自分にも症状が出たし、市販の抗原検査キットでも陽性なので、晴れて病院に検査をお願いできる。

病院も電話が繋がらなくてパンク寸前。キャパオーバーで受け入れ不可の病院も沢山あった中、何とか、家族も検査してもらった病院に繋がり、PCR検査をしてもらえた。増設した掘立て小屋みたいな病棟。寒い中、自分と同じような患者さん達が沢山待っている。

そんな中、医療従事者の方々が必死に、でも時には笑顔で、対応下さっていた。本当に頭が下がります。感謝です。PCR検査(鼻に綿棒?を突っ込まれるあれ)のは痛かった。でもこれで晴れて?陽性者登録されると思うと一安心。

 

ついで、CT検査。担当の技士のおじいさんが、「ごめんね、今日は患者さんがいっぱいで、待たせてしまって…」と言ってきた。とんでもないです、本当にありがとうございます。そう深々と頭を下げた。おじいさんは素晴らしい笑顔を返してくれた。

 

結果待ちで車に戻る途中、駐車場で患者のおっさんが医療スタッフの方に文句を垂れていた。「まだ結果出ないの?だいぶ待ってるんやけど…」。すみませんと対応を強いられる医療スタッフさん。

思わず後ろからおっさんにドロップキックを食らわせ締め落としてやろうと思った。だけど自分もまだしんどいので、睨みつけるだけにとどめておいた。未熟な僕なら「黙れクソジジイてめえは朝まで外で寝とけ」とでも言うだろうに。こんなクソ野郎にでも文句ひとつ言わず医療を提供してくださる医療従事者の皆様、重ね重ね本当にありがとうございます。感謝しています。

 

病院に到着してから4時間。結果は、やはり陽性だった。CTの結果肺炎は無いので、軽症に分類されるそうだ。

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お医者さんも「何時間待たれました?4時間ですか…申し訳ないです…」と仰られた。いやいやとんでもないです!本当にありがとうございますと、再び深々と頭を下げた。医療従事者の皆様、3度目になりますが本当に感謝しています。

ともあれ、これで僕も晴れて、新規感染者の仲間入り。オフィシャルコロナ陽性認定。今日の新規感染者数に含まれる。全然嬉しく無いけど。ニュースで報道されている新規感染者数は、こんな感じで少しタイムラグがあるんだなと納得。

薬を貰う。細菌感染の治療薬、炎症アレルギーを抑える薬をセットで頂く。4時間半で無事検査終了。くどいけど、薬局の皆様、車まで問診票を都度持ってきてくれるスタッフの方々含め、医師、看護師、技士の皆様、医療従事者の皆様、本当にありがとうございます。

 

その後〜コロナで○○が小さくなる?

職場にも報告。上司のキラーマシンは色々気遣って下さった。変に隠すよりはチーム内に展開してほしいと伝え、了承頂いた。今週控えていたヘビーな社長報告も、代わりにやってもらえることになった。上司やチームメンバーには、本当に感謝です。ただ、生活物資がなければ家の前まで届けに行きますよとも言ってもらいましたが、それは大丈夫ですありがとうございます。

 

工場の関係者から、たまたま仕事の電話が来たので応対。コロナになりましたと伝えると

「まじか!馬鹿!電話に出てる場合じゃないだろ!安静にしろ!あとコロナに罹るとチン○ン小さくなるらしいぞ!ネットに書いてたらしいと聞いたぞ!気をつけてね!」

という有難いメッセージを頂いた。しんどい中電話に出たのに叱られた上に、小学生もびっくりの目から鱗のアドバイス。ありがとうございます。僕のも息子達のも、今の所大丈夫です。何かしらの頭の病気だと思われますので、退職か去勢をお勧めします。

 

復帰日は2/3になりそうだ。それまでは自宅療養。気が滅入っても仕方ないので、今しかできないことをしようと思う。家事子守。ブログ更新。元気になればピアノも。まあでもまずは家族全員の回復が最優先です。

終わりに

長々でしたが、読んでくださりありがとうございます。一連の僕の記事で、コロナの脅威をより身近に自分事化して頂き、感染対策をより一層しっかり行って頂ければ、これに勝る幸せはございません。どうぞお気をつけて、お大事に。宜しくお願い致します。