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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

束の間の自由な週末に向け、絶対に負けられない戦いがそこにはある

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いよいよ今週末、久々の自由がやってくる。

束の間だけど至高の、ひとり時間が。

このために、これまで家庭でこつこつポイントを積み重ねてきた。

嫁さんには先に、一泊二日のひとり時間をプレゼント。

週末はこれでもかと息子二人と男三人旅をして、嫁さんに自由時間をプレゼント。

多少体調が悪くなっても、有休は無駄遣いせず、在宅勤務で耐え切る。

夜な夜な皿を洗い、洗濯物を干し、風呂トイレを掃除し、休日は下手くそな朝飯を作り、

この一ヶ月、下心まみれで、ひたすら功徳を積み重ねた。こっそり宿も確保した。

 

しかし。

異変はまず、職場で起きた。

先週から、右隣の先輩がコロナ陽性。

同時期に、左隣の女性の後輩が身内の不幸。

どちらも大変で、仕方のないこと。

問題は、彼らの仕事が、ダブルで僕にブーストされること。

彼ら彼女らの分まで仕事をこなし、そして上司のキラーマシンや評価部隊のDQNどもに、きっちり三人分、フルボッコにされる日々。

 

それでもまだいい。全然耐えられる。僕には希望の週末があるのだから。

人は、絶望の中では生きられない。

が、希望に満ちた死を選ぶことはできる。

 

仕事もなんとかこなし、夢にまで見た週末が目前に。

とうとう、ここまで辿り着いた。

 

しかし、神は我にさらなる試練を与えた。

昨晩、二人の子供が、揃って微熱を出したのだ。

少し元気がなく、鼻水を啜っている。

間違いなく、夜中に高熱を出すパターン。

「パパ、ダメだよ」

「僕たちを置いてくの」

彼らは、真っ赤なほっぺで、そういわんばかりに僕を見つめる。

ほんの三週間前、喉風邪の次男を夜通し看病し、胃腸炎の長男のゲ○を夜通し手で受け止め、あえなく一家全滅させられた苦い思い出が蘇る。

あの時次男にもらった喉痛と咳は、まだ治っていない。

 

祈る思いで、一夜が明けた。

久々にサッカーのない夜なのに、なかなか寝られなかった。

幸い、二人とも高熱は出さなかった。

しかし大事をとって、幼稚園を休ませることに。

嫁さんは、在宅勤務の傍ら二人の子守。

必然、機嫌が悪くなる。

そんなときに、

「じゃ、遊びに行ってきまーす♪約束やったもんねっ。子守と看病よろしくぅ!さーてどこ行こっかな〜、あ、ルンルンと♫」

一体誰が、そんなことを言えるだろうか。

言えるのは、命知らずの勇者か、とんでもない阿呆か。

 

ああ、神様、仏様。

なぜ僕はいつも、こうなるのですか。

 

神様「遊びと子供、どちらが大切なのですか?」

仏様「煩悩まみれの見せかけの行いは、功徳とは言わないのですよ」

キラーマシン「そういやあの(先輩&後輩の)仕事はどうなってるの?ちゃんとフォローしないと」

DQN「後輩ちゃんの部品、早く設計発注しとけよオラァ!」

サボり爺「……」返事がない。どうやら昼寝のようだ。

 

今日はなんとか切り上げて早く帰る。

何より子供達が無事回復しますように。

看病、子守、家事。

今夜の頑張りが、週末を決める。

絶対に負けられない戦いが、そこにはある。

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