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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

これがベスト8への壁。日本代表、夢をありがとう。

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日本1(PK1)-1(PK3)クロアチア

日本は前半終了間際、前田のゴールで先制。

しかし後半、ペリシッチに同点ゴールを決められ、延長戦の末、PK戦で敗れ敗退。

悲願のベスト8には、またも届かなかった。

サプライズを巻き起こした日本代表の挑戦は終わった。

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正直、勝てる可能性の高い試合だった。

いくつか決定機は逃したけど、前半は理想的な展開。献身的に走りまくっていた前田の得点には感動した。

しかし後半追いつかれると、その後は防戦一方に。クロアチア得意の泥沼戦にズルズルと引き摺り込まれた。

権田のスーパーセーブ、守備陣の忍耐、伊東遠藤の奮闘、途中交代の三苫の惜しい場面もあったけど、120分で勝ち切ることができなかった。

攻めのカードがもう一枚あれば。鎌田や南野の調子がもう少し上がっていれば。個人的には、久保くんの不在が響いたと思う。

 

クロアチアを舐めていたわけでは、もちろんない。

けど、ドイツ、スペインに予選で勝ったことで、クロアチアになら勝てるかも、勝てるだろう、勝ってほしい…

次、本気のブラジル戦が見たい…

僕自身も含め、そう思っていたことは否定できない。

 

しかしこれが、クロアチアのしぶとさ、前回準優勝国の強さ。

これが、ワールドカップベスト8への、壁なんだ。

解説の岡田さんが言ってたけど、まだ、何かが、足りないんだ。

 

ドイツ、スペインを撃破してのグループ首位での予選突破は、本当に感動したし、素晴らしかった。

コスタリカ戦での敗北も含め、手首がもげるほどに手のひらを返させてもらった。

何より、パワーをもらった。

 

こんなに楽しませて頂いて、日本代表の皆様には、本当にありがとうございました、お疲れ様でした、と言いたい。

本当に、よくここまでやったと思う。

 

でも敢えて、ベスト16素晴らしい!感動をありがとうニッポン!などと、手放しで讃えることは、グッと我慢したい。

正直、もっと上の景色を見られるチームだったし、ベスト16で散るには、まだ早かったと思う。

このチームがベスト4をかけて、ブラジルにどれだけやれるのか見たかった。

 

予選ではたしかにドイツ、スペインを倒した。

でも、予選と決勝トーナメントでは、全く別レベルの厳しい戦いになる。

日本にはまだ、そこを突破する力はなかったということだ。

 

課題も沢山ある。

たとえばPK戦。PK戦に限っていえば、完敗だった。

PKは時の運。蹴った人は責められない。勿論その通り。

しかし前大会もPK戦を勝ち上がったクロアチアとは、明らかにシュートの質、メンタリティーが違った。

戦犯というわけではないけど、先頭の南野なんかは、蹴る前から外すオーラに満ちていた。

経験の差なのかもしれない。しかし結局は、単純に実力差だった。

ベスト8を目指すには、そこもレベルアップしていかないといけないのだろうと、率直に思った。

コスタリカや今日のクロアチアのような、守備の強いチームへの対応も課題だろう。

今回のワールドカップをきちんと総括、分析し、四年後に繋げてほしい。

 

吉田キャプテン、ブラボー長友含め、今回で代表引退するメンバーも出てくるだろう。

それが、とても寂しい。

だけど同時に、きっと新星も現れる。

三苫や堂安には、ビッグクラブからのオファーもあるだろう。しかし、ビッククラブに在籍するだけでは足りない。ぜひ活躍してほしい。言うのは簡単だけどね。

今回の敗戦を糧にしつつ、少し休んで、またクラブチームで、代表で、ステップアップを目指して頑張っていただきたい。

 

四年後はアメリカ・カナダ・メキシコ大会。出場国数も増える。

そこに至るまで、どんなドラマが待っているのだろう。

久保くん、三笘さん、大然さん、堂安さん、冨安先輩、そして遠藤様、他の皆様。四年後頼んだで。

 

寝不足の朝。空虚な気持ちで、いつも通り、満員電車に揺られる。

四年後へのカウントダウンは、もう始まっている。

自分自身、遠い四年後に向け、納得いくように頑張ろう。

日本代表がこんなにもパワーをくれたのだから。

 

日本代表の皆様、本当にお疲れ様でした。

少し休んで、また四年後、夢の続きを見させて下さい。

夢と勇気と感動を、本当にありがとうございました。