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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

【個人的保存版】ロシアW杯ベストゲーム12選。昭和師匠ありがとう。

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ロシアW杯はフランスの優勝で幕を閉じました。

ようやくW杯ロスが薄れてきたけど、記憶のあるうちに個人的ベストゲームを書いてみようと思います。 

 

 ~グループリーグ編~

 

1.スペイン3-3ポルトガル

 

まずは、この試合を挙げないわけにはいきません。

珠玉のパスサッカー、スペイン。怪物ロナウド擁する高速カウンター、ポルトガル。

両者の特徴が存分に出た、「世界最高峰の戦いとはこれだぞ」と教えてくれたような試合でした。

グループリーグ初戦なのでお互い慎重に入るのかなと思ってましたが、開始4分のロナウドのPKで、お互いスイッチが入りましたね。

 

スペインは、イスコやイニエスタ達の前線のパス回しが変態だった。

ボール3つ分くらいの隙間さえあれば、いつでもどこでもパスを通せそうな正確性。見てて惚れ惚れしてしまった。

一方、カウンタ―時のクリスティアーノ・ロナウドのスピードは、一人だけ原付で加速してるような錯覚を覚えました。

ナチョの超スーパーゴール、化け物決定力ジエゴコスタの一人でなんでもできますよゴール、

そしてなんといってもクリスティアーノ・ロナウドのハットトリック。

3点目のFKは、決まるんじゃないかオーラが半端なかったし、実際決まって本当に痺れました。

スペイン相手にハットトリックを決められる変態を、他に知りません。

3-3になっても、絶対勝つぞ、4点目を取りに行くんだという意地とプライドが、お互いに感じられました。

あまりに素晴らしい試合だったので、興奮して寝られず、そのままフットサルに行きました。笑

同時に、前半寝過ごしてしまった自分を恥じました汗

日本はこの日の両チームには逆立ちしたって勝てないだろうなと、このときは思ってました。

まさかこの両チームともベスト16で敗退するなんて、このときは全く予想できませんでした。。。

 

2.ドイツ0-1メキシコ

 

「戦術的に素晴らしかった試合」部門の中で、私の中でナンバーワンの試合です。

前回王者ドイツは、メキシコの美しいカウンターからのゴールに沈みました。

キミッヒの攻めあがった裏のスペースを徹底して突き続け、集中してドイツの猛攻に耐え続ける。

1-0というスコア以上の、メキシコの完勝でした。

のちのインタビューで、オソリオ監督は言ってました。

この試合のために、半年間研究と準備を進めてきたと。

試合終了後のチチャリートの涙が印象的でした。

 

それにしても、前回優勝国ドイツがグループリーグ敗退だなんて、誰が予想できただろう。

たしかに、ドイツはずっと動きが重かった。

似たような選手ばかりで、攻撃のバリエーションが少なく、フィニッシュの精度も低かった。

個人的には、速さとドリブルのあるザネを外したのが痛かったと思ってます。

あとはエジルの不調。予選大活躍したテアシュテーゲンではなく、怪我明けのノイアー起用。それらによるベテランと若手との確執。

ドイツでさえも連覇は難しいのだと、痛感させられた。

 

大会後、レーヴ監督の(まさかの)続投が発表された。

長期政権のレーヴは、今度こそ世代交代をうまく進めることが出来るのでしょうか?

 

3.クロアチア3-0アルゼンチン

 

国歌斉唱で、神経質そうなメッシの姿を見たとき。

スタメン発表で、ディ・マリアが外れていたとき。

アルゼンチンの苦戦を確信しました。

でもクロアチアがこれほど圧倒するとは、思っていなかった。

アルゼンチンGKカバジェロの痛恨ミスからの、レビッチのスーパーボレー。

モドリッチのスーパーミドル。

そして完璧な崩しからトドメを刺した、ラキティッチの3点目。

アルゼンチンはメッシに依存しすぎ。まさに滅私奉公。その割にサポートがないので、ボールに全然触れない。

守備は免除されてるけど、中盤の組み立てからフィニッシュまで全部をやらされるメッシが気の毒で、痛々しかったです。

解任になったけど、サンパオリ監督がひどすぎましたね。後半のウイイレみたいな選手交代は、思わず笑ってしまった。

あとオタメンディのラキティッチを蹴ったラフプレーはだめですね。一発レッドでよかった。

フランス戦でもジルーに水かけてたし笑 

アルゼンチンのああいうダーティーなところは、好きになれないです。

マラドーナくらいまでいくと、面白くて笑えるんですけどね。。。

 

4.ブラジル2-0コスタリカ

 

 

ブラジルの圧倒的なテクニックと攻撃力が光った試合。

コスタリカの守護神ナバスが、それをことごとく跳ね返した試合。

そして劇団ネイマールが誕生してしまった試合。

 

攻めても攻めても、ブラジルは点を決められない。

初戦スイスに引き分けたブラジルが、コスタリカの堅守に跳ね返され、またジャイキリを許してしまうのか。

いや、何よりコスタリカの粘り、特にナバスが素晴らしかった。

ブラジルを優勝国に予想してた私ですら、後半はコスタリカを応援してしまっていました。

後半のネイマールのあの場面は…あのまま撃ってたらよかったのにと思います。

でも最後自らとどめを刺して勝利し、重圧から解放されて涙するネイマールを見てると、責められないですね。

メッシもそうだけど、プレッシャーの凄まじい南米の国で、10番を背負う気持ちは、計り知れません。

 

5.日本2-2セネガル

 

日本戦で一つあげるなら、この試合になるでしょう。

ここでは副音声(岡ちゃんバージョン)を載せてみました。

岡ちゃんやっぱり、ええこと言うわ。

試合の方は、改めて書く必要もないでしょう。

あえて言うなら、柴崎→長友→乾のゴールは素晴らしすぎた。

あと、本田さんごめんなさい。

 

6.セルビア1-0コスタリカ

 

予選最後の1試合は、とても悩みました。

モロッコvsイランも、アイスランドvsアルゼンチンも。

でも、コラロフの弾丸FKが素晴らしすぎたので、この試合にしました。

ブラジル、スイスと同居する死のグループでの生き残りをかけた死闘。

ミリンコビッチサビッチは、プレーだけじゃなく、名前も大好きです。

 

いつも思うけど、もしユーゴスラビアが復活したら、どんなドリームチームができているんだろう。歴史的に叶わないことは、わかってるんだけど。。。

 

~決勝トーナメント編~

7.フランス4-3アルゼンチン(Round 16)

 

グループリーグで余裕を見せて突破したフランスと、首の皮一枚でかろうじて勝ち上がったアルゼンチン。

ベスト16の初戦は、壮絶な撃ち合いでした。

エムバペの化け物じみたスピードと上手さ。彼がまだ19歳なのにフランスの10番を背負っている疑念への、一発回答でした。

前述のナチョと双璧をなす、パヴァールの「あなた本当にサイドバックなんですか?」超スーパーゴール。

ディ・マリアのスーパーミドル。アグエロの意地のゴール。

見ごたえ十分で、本当に面白い試合だった。

それにしてもアルゼンチンの試合は、毎回ハラハラさせられる。

あと、マラドーナの映像を、ずっとワイプで映しておいてほしいです。

愛すべき存在、アルゼンチン。マラドーナ。

メッシ、あなたは本当によくやったよ。代表引退しても、責めないでやってください。。

 

8.ロシア1(PK4)-1(PK3)スペイン

 

史上最弱の開催国と言われたロシアの躍進を象徴する一戦。

ベスト16の相手は、予選でポルトガルと至高の激闘を演じたスペイン。

スタミナモンスターロシアも、さすがに勝てないかな…と思っていた。

しかしピケの不用意なハンドでもらったPKをものにすると、スペインの猛攻を1点に抑えきる。

120分間でロシアの鉄壁をこじあけられなかったスペインは、PK戦で、圧倒的なホームのプレッシャーに屈した。

イニエスタの表情が何とも切なかった。。

それにしても、ロシアのチェルチェソフ監督の落ち着きと威圧感は半端なかった。

スペインに勝利した瞬間も、笑顔一つ見せなかった。

一瞬、ヒョードルを思い出した。

さすがプーチンが統べる国だ。

 

9.ロシア2(PK3)-2(PK4)クロアチア(Round 8)

 

アルゼンチンに圧勝したクロアチア。スペインを沈めた開催国ロシア。

今回のW杯の特徴を象徴する2国の対決。

ファンタジスタが一人で試合を決めてしまう時代は、終わったのかもしれない。

全員がハードワークし、走って走って走りまくるチームこそが強いのだと。

その象徴は、大会MVPのモドリッチだった。

技術ではクロアチア。ホームの声援ではロシア。

どちらが先にスタミナ・気持ちが尽きるのか。

おそらく両者とも、残業200時間/月くらいの過労っぷりだった。

そんなハラハラする試合だった。

 

チェリシェフの先制ミドルは素晴らしかった。

私はクロアチア推しだったが、延長後半ロシアが追い付いたときは、さすがにロシアの勝利かと思った。

お互い足が止まらず、最後の最後まで走り切った。

しかし最後は、足を負傷してもなお立ち塞がった、GKスバシッチの執念が勝った。

準優勝のクロアチアも、負けてしまったロシアも、別だけど予選敗退したアイスランドも、組織的にしっかり走り、やるべきことを愚直にしっかりやる。

そんな応援したくなるような、いいチーム同士のナイスゲームでした。

 

10.ベルギー2-0ブラジル(Round 8)

 

「戦術的に素晴らしかった試合」部門、僅差のナンバー2の試合です。

スタメン表を見たとき、驚いた。しかしこれはベルギーのブラジル向けの奇策でした。

戸田さんのこの分析記事が面白すぎました。

russia2018.yahoo.co.jp

あえて「世界最高のサイドバック」マルセロに攻めさせ、カウンターを狙う。肉を切らせて骨を断ったベルギーの完勝だった。

ブラジルも後半修正し、攻めに攻めた。惜しいシュートもたくさんあった。

しかしベルギーは、堅守のチームでもあった。何よりGKクルトワが化け物すぎました。

何かと批判され笑いものになっているネイマールですが、さすがのプレーも多くあった。

あれだけうまいのだから、痛いンゴアピールさえしなければ…。

  

11.日本2-3ベルギー(Round 16)

この試合を語らずして、ロシアW杯は語れません。

師匠動画も力が入っています。

原口、乾のゴール。香川のテク。柴崎のパス。

最後カウンターを決められた場面。乾の涙。

今見ても、涙が出そうになる。

昔記事を書いたので、詳細は省きます。

www.elep-peace.com

ありがとう日本代表。 悔しいけど、よくやった。

本当に感動しました。

f:id:elep-peace:20180722165945j:plain

日本決勝T初得点!原口「質を上げて、4年後はもう一回チャレンジしたい」/W杯(画像6) - サッカー - SANSPO.COM(サンスポ)

 

12.フランス4-2クロアチア(Final)

  

最後は決勝で締めます。

決勝らしからぬ点の取り合い。

グリーズマンの疑惑ファウルからのFK、VARでのPK、きわめつけは乱入者。

三試合連続延長戦を勝ち上がり、満身創痍のクロアチアには、ツキもありませんでした。

それでもクロアチアの動きは、むしろこれまでよりよかった。

怪我をしていたマンジュキッチもペリシッチもスバシッチも、そしてモドリッチも。

決してサボらず、どんなときもチェイスし走りまくるクロアチアの前線が大好きでした。

マンジュキッチの2点目は、そんな姿勢が報われたようなゴールでした。

モドリッチのMVP受賞は当然だと思います。

 

フランスは、やっぱりとにかく、強かったですね。

観てて負ける気がしなかった。

攻守ともに穴がなく、リザーブの選手も質が高かった。

エムバぺ。ポグバ、カンテ。この辺が健在なうちは、当分勝ち続けるだろう。

しかもみんな若い。フランス黄金時代が来たのかもしれません。

でも、ドイツの例もあるし、今後どうなるか。

まずは、2020ユーロが楽しみです。

 

おわりに。2018年ロシアW杯全ゴール。

ほとんどの試合を見て、寝不足が続きましたが、最高の1か月でした。

最後に全ゴール集でお別れしましょう。

 

ありがとう、昭和師匠。

あなたの動画、大好きです。

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