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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

妻子持ち40歳、バレンタインのリアル

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今日はバレンタイン。

3歳の息子は、アンパンマンとチョコレートが大好き。チョコをあげるといえば、嫌いなニンジンも必死に食べる。愛想笑いを浮かべ、ちょこちょうだいと愛想笑いを浮かべて必死に話す。渡す前からありがとうと連呼する。

そんな時にあげるのは、いつもはアルファベットチョコレート。でも今日は、バレンタイン。嫁さんは、息子たちにチョコレートを買っていた。

アンパンマンのチョコレート2つ。0歳の次男はまだ食べられないから、今回は長男だけ。次男よ来年お楽しみにな。

嫁さんから息子にサプライズプレゼント。少しぐずっていた息子は、たちまち満面の笑み。その場でありがとうを連呼し、歓喜の舞を踊る。そしてアンパンマンを頭部から一気に食べた。

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よかったな息子よ。もう少し大きくなれば、嫌でも分かる日が来る。女の子からチョコをもらうのは、とても難しいのだと。しかしそんなこと、今は考える必要はない。チョコそのものの美味しさを、ありのままで噛みしめるんだよ。

 

ふと、気が付いた。そういや私の分はあるのかな。おそるおそる嫁さんに聞いてみた。

「忘れていたんじゃないんだよ。あなたはチョコケーキがいいって言ってたから、買おうと思ってたんだ。でも忙しくて、買いに行く時間がなくて...」

そうだよね、わかってるさ。俺が悪かった、みなまで言わずともいいさ。チョコケーキなんて無しでいいよ。代わりに息子のアンパンマンチョコの残りをもらうよ。

 

しかしアンパンマンの立派なチョコレートを息子から奪うことは、どうしてもできない。

私は買いだめしてあるアルファベットチョコレートに手を伸ばした。

その隣には、以前買い出しのついでに買ってくれた、私の好物のアルフォートが残っていた。 

息子たちを寝かしつけ、嫁さんも眠った後。私は一人、音を立てずにアルファベットチョコレートとアルフォートを齧った。チョコのビターな甘さが、胸に沁みた。

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来年は長男、次男と私で、チョコケーキを食べようか。いや、バレンタインとかこの際どうでもいい、嫁さんも合わせて、家族みんなでチョコケーキを食べよう。

ハッピーバレンタイン。幸せとは何なのか、ゆるく考えた一日でした。

 

今週のお題「チョコレート」