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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

父子チャリ旅冒険記

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先日、愛用のママチャリを二人乗りに改造した。休日に子守りがてら、運動不足を解消するため。

 

自宅周辺は坂が多いので、本当は電気自転車を買おうと目論んでいた。

でも、「電気は甘え。少しくらい運動してその腹をなんとかせよ」そんな嫁さんの言葉の前に、ただ沈黙するしかなかった。

 

というわけで、通勤で使ってる愛車のママチャリに、子供用の後部座席を設置。スタンドを変更し、荷台と座席を追加。合計1万円ちょいのカスタム。

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自分のでかい尻には座席が邪魔だが、なかなかいい感じ。

おそるおそる3歳の長男を乗せてみると、とても反応がいい。自分のサドル位置が高いと、私の背中で息子の視界が塞がれるみたいなので、サドルを限界まで下げた。最初は窮屈だったがすぐに慣れた。

 

以来、週末は長男と自転車でお出かけするようになった。

5月の風が心地良い。車では見過ごしてしまっていた、小さな発見に沢山出会える。まさに冒険。

 

そしてこの前の日曜も、自転車で冒険の旅に。今回は息子の希望もあり、大幅に距離を伸ばしてみた。いつも車で走るコースを、チャリで走破する計画。

とにかく登り坂がきつい。電動自転車でスイスイ抜かしていくママさんの後ろ姿を恨めしげに見つめながら、汗まみれでチャリを漕ぐ。

 

でも登りがキツい分、下り坂は最高だ。ちょっと怖いけど、めちゃくちゃ爽快。人生と同じだな。そんなベタなことを考える。ここ数年はずっと登りばかりだけど。登りのあとは必ず下りが来る。そう信じて登り続ける。

そして登り切ったあとの景色は、本当に絶景だった。

汗をかかないと、見えない世界があるのだ。

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少し疲れたな、ちょっと休憩しようか。コンビニに立ち寄り、水と、息子の大好物チョコアイスをゲット。チャリを押しながら、次はどこに行こうか、アイスを頬張る息子と相談。

よし、駅に行こう。駅の近くにはトイザらスがある。そこで長男と次男のおもちゃを買ってやろう。最近は忙しすぎて、おもちゃを買う余裕も無かった。

 

トイザらスに着くと、息子は予想通り、アンパンマンのおままごとセットコーナーに吸い寄せられていく。無理もない。毎日YouTubeで見てるものが、目の前にある。

本物に触れ、夢中になっている息子を見て、このまま手ぶらで店を出るのが忍びなくなる。帰りはチャリだけど、まあ何とかなるか。ついでに次男のおもちゃも買っとこう。

結局アンパンマンのおもちゃを3個、合計14000円なり。豪遊だ。

そういや約1万円分のPAYPAYがあったな、それを全部ぶっこんでしまおうか。

400円のスタバのコーヒーを飲むのはめちゃくちゃ躊躇して結局飲まないくせに、14000円の子供のおもちゃには一切の迷いなく投資してしまう。親の悲しい性。PAYPAYでの初決済を何とか済ませる。便利な世の中だ。

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よし、そろそろ帰ろう。でっかいビニール袋二つと、長男を抱っこし、チャリに乗り込む。案の定荷物はカゴに入らない。なんとかチャリを進めていると、背中に感じる息子の頭。なんと息子が、チャリでお昼寝をはじめてしまった。

 

そらそうだよな。こんな大冒険はじめてだ。

「あらあら大変ねぇ。気をつけてね」通りすがりのおばあちゃんが声をかけてくれる。家まで残り2kmの登り坂。バカでかい荷物、首をぐわんぐわん振り回す息子、自らの汗の匂いに翻弄されながら、なんとか帰宅。

 

こうして走行距離10km、3時間の大冒険は幕を閉じた。さすがに疲労困憊。ちょっとやりすぎたかな。でもオモチャに大興奮の長男と次男を見て、ああ良かったなと安堵。私のPAYPAYポイントも浮かばれる。

 

いつか次男も乗せてやりたい。その頃には長男は、自転車に乗れるようになっているかな。

男三人自転車旅。やりたいことがまた一つ増えた。それまで体力つけとかないとな。仕事や論文なんかに負けてられないよな。いざとなったら電気自転車に頼ります。