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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

残業378時間はできないけど、官僚の皆様を見習って頑張ります

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ようやく迎えた土曜日。しかし昇級試験の論文を書かないといけないと思うと、気分が憂鬱だ。

今の仕事上の課題は何か。それを解決するにはどうすればいいか。自分は会社にどんな貢献ができるか。

そんなことばかり休みの日に考えてたら、頭がおかしくなる。

私は決めた。休日は仕事のことをシャットアウトする。休日とはオフ。オフがないと電池が切れてしまう。

という言い訳を作り、論文の勉強は平日やることにしました。

そんな中、衝撃のニュースが飛びこんできた。

 

内閣府のコロナ担当の官僚の方が、月に378時間も残業してたらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a0b216c8482cf395079f92f9347d492b08a98b3c

 

378時間。一月は正月休みを三ヶ日として休日11日。その休日11日全て16時間働いたとしても平日の平均残業時間は10時間。

仮に定時が8時半〜17時とすれば、仕事時間は毎日8時半〜午前3時。「休日」は毎日8時半〜午前1時。休みは1日もなし。ざっくりそんな計算。

あまりにも狂いすぎてる。人間やめてる。

 

このニュースで思い出したことがある。

大学院時代、民間がダメなんで官僚になろうと軽い気持ちで国Iの試験を受け、霞ヶ関に説明会に行ったときのこと。

第一志望だった経済産業省で、いかにもエネルギッシュな担当の官僚の方が仰ってた。

 

残業時間ですか?最大300時間ですね。なんの法案の前だっけか、平日はほぼ徹夜で、シャワーだけ浴びに家に帰る毎日でしたね。休日も仕事ですよ。

年収ですか?今34歳ですけど、800万円です。これを高いとみるか安いとみるかは、あなた方学生の皆さんにお任せします。

やりがいは、ありますよ。

 

当時大学院を中退する寸前のゴミだった私は震え上がった。

世界が違いすぎる。元々国Iをパスして官僚になる時点で日本の宝、スーパーエリートだ。

なのにそんな人達が文字通り死ぬほど日本のために働きまくっても、そこらへんの大手のサラリーマン並みしか給料がないなんて。

しかもマスコミや野党からは国のガンみたいにボロクソ叩かれて。

やってられないよな。心から尊敬します。でも、自分には到底できない。私はそう思い、官僚への道を諦めたのでした。まあ普通に試験に落ちたんですけどね。尋常じゃない難しさでしたね。勉強期間1ヶ月じゃ無理だよね。

 

そういや某省庁の官僚の大学の友人も、昔言ってたな。

法案通す前とかは、月200時間残業とか普通だよ。残業代だけで月100万超えたことあるよ。身体は死ぬけど、残業代は全部出るからおいしいよ。

彼は無事生きてるだろうか。

 

残業が多ければ偉いわけじゃない。でも少なくとも、大変だろうなと思う。

政治家があんなボンクラでも、日本という国が回ってるのは、彼ら彼女ら官僚のおかげなのだ。まさに日本の頭脳だ。

どうか国会議員のセンセー方は、官僚イジメをやめてあげてくれ。どうでもいい仕事を増やしたり、意味のないヒアリングをして拘束したり、クソみたいな案件の答弁を書かせたりしないでくれ。特に野党第一党、一部メディア、アンタらに言ってるんやで。

 

官僚の方々が文字通り命を削ってコロナ対応をしてるんだから、私達国民も少しは考えないといけないよね。聞いてるかい石田J一さん。

 

彼らに比べたら、自分の仕事なんて屁のカッパ、おままごとだ。昇進試験ごときで騒ぐとか噴飯物。霞ヶ関に足を向けて寝られん。本当に申し訳ありませんでした。爪の垢を煎じては飲みたくないけど、私も気合いれて戦います。でも週末はしっかり休みます。