ページ コンテンツ

ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

我慢ばかりしなくていい。やられたらやり返す。倍返しじゃなくても。

スポンサードリンク

社会人になるとき、親父に言われた言葉。

いいか。会社では何があっても我慢せえよ。キレたら終わりや。

そういうものかと思っていた。社会人になってからは、案の定、我慢、我慢の日々。特に一部の人間関係が、一番のストレスだった。 

理不尽な暴言や嫌味を言われる。デマの個人情報を流布される。ボロカスに罵倒される。晒し者にされる。頭を引っ叩かれる。机を蹴られる。夜中に部品を投げつけられる。飲み会でカニの殻を投げつけられ服がカニまみれになる。

いろんなことがあったけど、とにかく、我慢した。

 

まあ自分にも非があるしな。相手もストレスが溜まってるだろうしな。何よりこんな奴らと同じレベルに堕ちてたまるか。関わるのも面倒くさい。

そう思い、変な苦笑いで誤魔化してしまってた。でもモヤモヤやストレスは抜けず、夜や休日に結局蒸し返し、眠れないことも多々あった。

 

そんな当時の自分に言ってあげたい。

そんな我慢、せんでもええ。むしろ、我慢しすぎたらアカン。

 

先の親父の言葉も、勿論一理ある。しかし我慢だけではダメだ。

我慢ばかりしてても、相手に舐められるだけだ。こいつは何を言っても言い返してこないぞと、相手が余計調子に乗るだけだ。

 

歳を取り、家族ができ、私は変わった。

弱い姿を、家族に見せたくない。ボーダーラインを超えたら、キチンとやり返していこう。

 

そういや親父は昔、こうも言っていた。

男なら、やられたらやり返せ。一発かませ。

 

悪口、嫌味、罵詈雑言、嫌がらせ。そんな人間なんて、ドブ川のヤブ蚊。できれば関わりたくない。

でも耳元でブーンと飛ばれたら。血を吸われたら。面倒くさいけど、パチンと倒さなければいけない。自分自身を守るために。

 

そして今日、職場のDQNから、理不尽な八つ当たりをされた。

本来彼とは協力し合って問題をつぶしていかないといけない間柄。社歴は先輩だが少し年下。仕事はできて愛嬌もあるが、とにかく傲慢で、誰に対しても口が悪すぎる。

 

難題で結果が出ない。イライラしてたのだろう、また八つ当たりをしてきた。

うまくいかないのはお前のせいだ。何チンタラやってんだよ京大生のくせにこのボンクラ。ついでに私の上司の悪口も。何の建設的なアイデアも出さず、完全な八つ当たり。

これが初めてではない。これまで何度も。今までは笑って適当にやり過ごしてきた。私だけでなくみんな。しかし、さすがに今回は看過できなかった。

 

じゃああんたも考えろよ。そう言うと、何だと今すぐ現場に来いと逆ギレされた。私は行きませんと言い放ち、そのまま電話を切った。電話が来たが無視して帰った。久々に頭に血が上った。

 

帰り道、少し頭を冷やし、DQNにラインで文章を送った。話すとワーってなりそうだったし、口下手だから。

 

電話に出ず帰ったのは申し訳ない。あんたの気持ちも分かる。でも理不尽な八つ当たりはやめてくれ。あんたを信用しているから敢えて苦言を言わせてもらう。案件については、私はこう考えるけど、あんたの意見はどうか。来週からまたよろしく。

 

そんなめんどくさい文章を送りつけた。既読がついたが返信はない。でもそれでいい。相手に変化を期待してはいない。言いたいことは丁寧かつ最低限に伝えた。言い足りないけど。

 

本来関わりたくない相手と同じ土俵にわざわざ降りたち、相手にも一定の配慮をしつつ、自分の怒りを冷静に過不足なく伝える。とてもストレスフルな作業だ。実際今も頭痛がひどい。

なあなあで誤魔化しやり過ごすのが、大人で楽なやり方のかもしれない。

 

でも何も言わずにストレスモヤモヤを仕舞い込むのは、もっと最悪だと気づいた。我慢だけをし続けてると、漏れなく自分のメンタルが壊れる。そして病むか、無関係の人に当たる。

一方の相手はそんなこと気にもしていない。そんな馬鹿らしい話はない。

 

どんな世界でも、やられたら、本人にやり返す。

大人、子供、男、女。どの世界でも、これに尽きる。

 

半沢直樹みたいに、倍返し、1000倍返しで、相手を完膚なきまでに叩きのめす必要はない。まして土下座なんて。

f:id:elep-peace:20210206013946j:plain

半沢直樹 大和田  - Bing images

たとえしてやりたくても、まずは等倍返し、いやジャブを一発撃つだけでいい。そうすれば相手も、迂闊に攻めてこなくなる。少なくともなめられない。

 

もしそれでも止まらず、エスカレートしたら。仕返しされたら。

その時はその時だ。一人だと心許ないなら、味方を探し、上の人を巻き込み、話を大きくしよう。そうすればいつかは止む。そう思っている。

でも、人を過信してはいけない。所詮他人だ。まずは一人でも戦う、そんな気持ちが大切だ。

無視されたら。都合がいい、こっちも無視だ。ほっとこう。

 

このやり方が正しいのかは、分からない。でも時には、それでもいいのだ。そう気づけた。

 

闇堕ちすみません。文字化して、不愉快な憂鬱が、少し晴れた。

来週、彼はどんなツラで来るだろう。ある意味楽しみだ。でも、もはやどうでもよくなった。週末は楽しく過ごそう。