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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

緊急事態宣言で変わったこと、変わらないこと

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昨日、大阪にも3度目の緊急事態宣言が出た。

飲食店の時短、居酒屋の休業、百貨店の休業、テーマパークやイベントの休業。

満員電車で通勤し、アルコールや娯楽と無縁の日々を送っている自分には、何ら日常に影響ないだろう。

そう思っていたのが、間違いだった。

 

緊急事態宣言初日の昨日。

孫を見せろとうるさい和歌山の両親に連絡すると、大阪が怖い、ワクチンを打つまで来るなとつれない返事。

そりゃそうやんな。でもつい先日、聖火リレーに嬉々として群がっていた人間の言う言葉とは思えない。ワクチンが予定通り夏に打てると信じているのがおめでたい。

 

大阪を病原菌扱いしたかと思えば、田植えの人手が足りないと言いだす。しかし、聞かなかったことにする。

大阪への恐怖を凌駕する田植えって凄い。田舎の世間体もあるだろうし、コロナ米ができたら困るでしょ。そもそも実家で引きこもってる穀潰しの妹に手伝わせりゃいい。

仕方ない。田植えはリモートではできない。悪いのはコロナだ。

 

なのでいつもどおり、近くのハーベストの丘に子供を連れて行こうとした。カピバラのいる大きな公園だ。しかし、休業。

大阪府内の大きな公園は、軒並み休業。もしくは駐車場閉鎖。

仕方がないので、いつも行く近所の公園に子供を連れて行こうとしたが、そこも駐車場閉鎖。

その公園の隣には神社があるのだが、神社がこれ幸いとばかりに、有料で駐車場を開放していた。

神も仏もいないことが、よくわかった。

 

仕方ないので、長男と私を降ろしてもらい、歩いて公園へ。

待っていたのは、KEEP OUTの黄色テープでぐるぐる巻きにされた遊具だった。

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ここで遊びたい!と、黄色テープをかき分け、滑り台に登ろうとする息子。緊急事態だから、あかんのやで。そんなことが分かるはずもない。

しかし何かを察したのか、息子は諦めた。無表情でどんぐりを拾い遊ぶ彼。

遊具の近くでは、お弁当持参でピクニックをしてるファミリー集団。親子ともども髪を金髪に染めあげ、ワイワイ騒いでいる。人は見た目が9割と言うけど、実際は10割だと思う。

モヤモヤが、怒りに変わった。

 

いい加減にしてくれよ。俺らが何をしたっていうんだい?

マスク着用、三密回避、飛沫の飛ばし合い禁止、アルコール禁止、夜の街禁止。

当たり前だけど、全部守ってる。自分も含め、大半の人は。

会社でクラスターが起こっても、同じフロアの知ってる人がコロナに感染しても、何も変わらず満員電車で出社しているぞ。

ごく一部の馬鹿のせいで、なんでここまで我慢しないといけないんだよ。

 

そんな中、公園を閉鎖することに、何の意味があるんだよ。どこに三密があるんだよ。

「緊急事態宣言が出たから、世間体と雰囲気でとりあえず閉鎖しました」感が満載だ。今まで全国の公園でコロナが何件発生したのか。子供同士の感染?親がきちんとしてれば子供にうつさない。少し考えれば分かるはずなのに。

 

国民の皆様に負担をかけ申し訳ない。政治家がそう謝ってるだけで腹が立ってしまう。会食してて、何も仕事してなくて、ごめんなさい。そう逃げてるように聞こえるからだ。

謝らなくていいから、せめて鼓舞する言葉が欲しい。あと、テレワークを推奨するなら、まず自分たちからリモートで仕事をしてみてほしい。田植えも実機確認も必要ない職種だからできるはず。あんたらいっぺん朝の満員電車乗ってみなよ…

 

あかん、愚痴が止まらない。このままだと金髪集団に殴り込んでしまいそうだ。文句を言っても仕方がない。

遊びに飽きた息子を抱っこし、ホームセンターのコーナンに向かう。嫁さん達と合流するため。それに、息子の大好きな金魚を見られる。

2キロほど歩き、汗だくでコーナンにたどり着くと、そこは人混みでごった返していた。

 

どこにも行けないから、ステイホームを充実させる。みんな考えることは同じなんだな。一年前と同じ光景だ。

私も勢いそのままに、縄跳びを購入。GWはこれに怒りをぶつける。目標は毎日1000回だ。ピンチをチャンスに変えるんだ。

 

環境や人様に文句を言っても、何も変わらない。

今できることを、一生懸命やるしかない。

 

そして今朝。

いつも通り、いやいつも以上の、満員電車。無言でスマホを眺める人。目を閉じて天を仰ぐ人。抜け殻みたいに放心してる人。

緊急事態宣言に関係なく、今日も頑張ってる同志たちよ。理不尽にも負けずお互い頑張りましょう。