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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

脂肪肝を一ヶ月で撃退し体重6kg減。運動せず内臓脂肪を減らすたった1つの方法。

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健康診断で要検診で引っかかり、脂肪肝だと診断され、一ヶ月で3kg減量しろと言われて一ヶ月ちょい。

食事制限だけで体重を6kg落とし、脂肪肝を撃退しました。

 

加齢、暴飲暴食、ストレス。気づけば39歳。身長は181cmあるが、体重は順調に増え続け、高校時代は68kgだったのが、ついに92kgにまでなっていた。体も心も重い。でも言い訳していた。「背があるから目立たない」「元々筋肉質だったし」「俺は男だ、もやしじゃねえ」

そして今年ついに、健康診断の肝機能で引っかかった。

 

病院のエコーでは、真っ白な肝臓が映し出されていた。

「あーこれは脂肪肝ですね。白いのは内臓脂肪です。このままほっとくと、肝機能が低下し、肝硬変になり、死にますね。」

 

正直、脂肪肝はさすがに凹んだ。「脂肪肝」というパワーワード。いかにも不健康そうなデブを想起させる。実際デブだけど。マラソンとかフットサルとかしてたのに脂肪肝?酒もそんなに飲まないのに脂肪肝?要するにデブ?あまりにも恥ずかしすぎる。そんなことより、「このままだと死ぬ」という言葉。病院で自分の死を意識したのは初めてだ。

お医者さんは私に告げた。一ヶ月で3kg痩せましょう。

 

それと、水をとにかく飲みましょうと言われた。エコーで、たまたま、腎臓に、尿管結石になりそうな石が見つかったからだ。正直、脂肪肝よりも石の方が凹んだ。耳にした数々の噂。

「男の痛みの中で最強クラス」。「ヤクザがのたうち回るくらい痛い」。

何より、フルマラソンのベストタイムが2時間44分だというタフネスの化け物の義父さんですら、激痛に耐えられず救急車で搬送されたという事実。股間がヒュンとした。

 

尿管結石対策は、薬を飲んで腎臓内をアルカリ性に保ち、金平糖みたいな石をつるつるして小さくすること。そして水を飲みまくって、石をさらに小さくし、洗い流すこと。

同時に、大好きなビールや大好きな魚卵系は、尿酸まみれで石を成長させるので、極力避けること。

それを3カ月。これは現在進行形です。

 

話がそれました。脂肪肝を撃退するために、一ヶ月で3kg痩せないといけない。

痩せる方法は、結局、2つしかない。

「食事制限」と、「有酸素運動」だ。

しかし運悪く、その時私はぎっくり腰と右膝後十字靭帯損傷で、まともに歩くことすらできなかった。もちろん運動はできない。ついでに虫歯も患っていた。

大ピンチだ。前厄でこれか。本厄だと死ぬな。私は嘆いた。しかし逆に、肚が決まった。

生きるため、そしてモテるために、ダイエット開始だ。

 

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金正恩のダイエット超イケメン姿 「抱かれたい将軍」ナンバー1で大きな話題に (2015年11月17日) - エキサイトニュース

※写真はイメージです。合成らしいです。粛清不可避。

 

今の私が痩せるには、「食事制限」しかない。私は覚悟を決めた。生きるために、やるしかない。

何かを得るためには、何かを犠牲にしないといけないのだ。

 

最初の一週間は、大好きなお菓子も脂っこい料理も全て断ち、ひたすら水とキャベツしか食べなかった。子供の絵本にちなんで「はらぺこあおむしダイエット」と命名。みるみる体重は2kg落ちた。

しかし、この方法だけではだめなことが分かった。エネルギーである炭水化物を完全に断ち切るのは間違いだった。頭痛がひどくなり、まともに動けなくなり、仕事にも支障が出そうになった。ダイエットでは、炭水化物をゼロにするのは、絶対ダメだ。すぐ体重が落ちて結果が出やすいけど、身体によくないし、リバウンドも酷いと聞いた。

努力の方向性を間違うといけないから、最初はいろんなプロの話や体験談を集めるのが大切です。

 

そこで、少し作戦を変えた。

朝はおにぎり1個食べてよし。昼はヘルシー定食のみ。ご飯は小盛り。夜は炭水化物抜き。キャベツばかりだと、いくら調味料を変えてもさすがに飽きるので、たまにササミや温野菜。脱デブ宣言した旦那の健康(と家のローン)のため、嫁さんは喜んでヘルシー料理を考案し、出してくれた。深謝です。

 

もちろんお菓子や揚げ物、カレーチャーハンラーメンなど、脂っこい美味しいものは全て厳禁。あれらは毒入りだ、食べると死ぬぞと、自己暗示をかける。居酒屋やコンビニ、王将の誘惑に負けず店を素通りするたび、よし勝った、今日は4勝だなどと、心の中で自分を鼓舞する。

 

そして水を飲みまくる。2Lのペットボトルを晩飯時だけで空にするくらいに。腹が減ったらとにかく水。「はらぺこあおむしダイエットver2.0 featuring 少量の米」。水ってこんなに美味しかったんだ。そう気づけた。

 

何より気を付けたのが、完璧を求めすぎないこと。できもしない厳しい目標を立てても、一度躓くと、やる気がなくなってしまう。脱完璧主義。プライドは捨てる。そもそも意志が強ければこんなことになってない。自分は意志が弱いんだ。そこを逃げずに認める。

たまには少し、息抜きしてもいい。でも、息抜きした分を、翌日取り返そうとしない。息抜きした分は、忘れる。翌日は翌日のことだけやる。何より、決してあきらめない

 

巷には、楽して痩せられるダイエット法やサプリ、健康グッズが、掃いて捨てるほど溢れている。

それらに頼るのもいいだろう。しかし、楽して痩せるなんて、そんな都合のいい話はない。お金がたまる開運の壺、モテモテになるパワーストーン、それらがないのと同じだ。実体験から私は痛感していた。だからこの類のものは、一切やらなかった。

 

あと、ダイエットで失敗してた原因がもう一つあった。それは、「食べたら、その分運動すればいい」という考えだ。たしかに有酸素運動は効果抜群だ。しかし万能ではない。それにダイエットがしんどくなる。

支出を減らさないまま、収入を増やせば貯金できるでしょという思考。10点取られても11点取り返せば勝てるでしょという思考。ダイエットにおいて、これはよろしくない。貯金するには、まず支出を減らさないといけない。勝つには、まず失点を抑えないといけない。それと同様、痩せたければ、まず食事制限をすることだ。運動はその次だ。今回は幸い、運動ができなかったので、それに気づけた。

 

そして1か月と1週間後。

体重は、86kgに。6kg減。目標の3kgを大幅達成だ。

「よく頑張りましたね~」と、お医者さんは褒めてくれた。エコーを撮るまでもなく、脂肪肝は治りましたよと、言ってくれた。脂肪肝は、ダイエットして内臓脂肪を減らせば、すぐ治る代物だったらしい。最初あんなにビビってたのは何だったのか。でもおかげでダイエット成功できました。ありがとうございます。

 

しかしこれで、終わりではない。まだデブに変わりはない。

大体デブが1か月でちょっと痩せたくらいで、何をドヤ顔でブヒブヒ語ってるんだと。

 

体重はできれば80kgほどまで落としたい。運動が全くできなかったので、筋肉も落ちているだろう。

 

腎臓の石もまだ1か月ほど継続治療らしい。靭帯も、イケメンリハビリ先生のおかげでよくなってきたが、ジョギングできるにはあと2か月はかかる。ぎっくり腰は、整体に行ってるけど、なかなか完治しない。

 

しかし、まず、1つ1つ、粛々と淡々と、問題を潰していこう。困難は分割して。なるべくシンプルに。悩む前にまず行動。

生きるために。何より、モテるために。

全部治したら、ジムとプールに行って、伊藤英明みたいな引き締まった肉体を手に入れるんだ。高校時代みたいな6パックは無理だとしても、ちょうどいいソフトマッチョに。

そして心の贅肉もそぎ落として、見た目も内面もスマートなイケメンになり、仕事を頑張りつつ宝くじを当てて自由の身になり、超絶モテまくりちょい悪オヤジになるんだ。

不純な動機こそ、最強の動機ですよね。そういうことにして、引き続き頑張ります。

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