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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

出川哲郎さんの「復活の日~もしも死んだ人に会えるなら」を見た。もう一度会いたい故人はいますか?

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大切な人が、生き返り、話ができたら。

どうなるんだろう。何を話せばいいんだろう。

 

伝えられなかったことを言うことは、できるかもしれない。

でも、この再会が終わってしまうとき、2度目の喪失感に襲われるんじゃないか。

第一、生きてる人が、自分に都合よく、故人を生き返らせることなど、できるんだろうか。

 

NHKの、「復活の日 ~もしも死んだ人に会えるなら~」

そんな思いで、ハラハラしながら見てました。

www4.nhk.or.jp

 

結果、色々考えさせられる、素晴らしい番組でした。 

 

精巧なCGと、緻密な取材で作られた語り。

出川さんとCGのお母さんとで、家族の会話が成立してることに驚いた。

アルバムなどのアイテムも効果的に登場し、出川さんが本当にお母さんと話してるみたいに、引きこまれていきました。

 

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お母さんの味の味噌おにぎりを食べて、黙り込み涙する場面。

病院でありがとうと言いたかったけど、言うと最期を悟られるから言えなかったと、涙が止まらない場面。

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滲み出る、出川さんの優しさ、そしてお母さんへの大きな愛が、伝わってきました。

私は、まだ親を亡くしていないけど、思わず、もらい泣きしました。

 

CGを通じて、自分自身の思い出や気持ちと向き合い、想いを話し、昇華させる。

 

お母さんが画面からいなくなる前、ディスプレイのCGのお母さんの手に、そっと手を重ねた出川さんは、何を思っただろう。

 

死者は生き返らない。所詮CGの作り物だ。

そんな風には、とても思えなかった。

 

出川さんのように、いくつになっても、素直な感謝の心で、大切な人を想い、涙できる、温かい大人でありたい。

出川さんのお母さんのように、この世から去ってもなお、いい意味で人々の心に残り、ありがとうと言ってもらえるような、人生を送りたい。

 

私なら、誰に会いたいだろう。

まず一番は、5年前に亡くなった、おばあちゃんかな。

そして、8年前に山の事故で亡くなった、親友のM君。

どちらに再会しても、出川さんと同じように、私もきっと、「ありがとう」と言うんじゃないだろうか。

 

何より、まだ親が健在なうちに、親孝行しないとな。

そして、恥ずかしくても、感謝の想いは伝えておきたい。

なかなかできないんですけどね。

そう思えました。

 

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