ページ コンテンツ

ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

「風立ちぬ」を見て涙が止まらなくなった3つの理由。

スポンサードリンク

週末、「風立ちぬ」を見た。

とにかく、涙が止まらなかった。

 

 

まずは何といっても、菜穂子さん。

不治の病・結核に蝕まれながらも、二郎に会いたい一心で、山の療養所を抜け出す菜穂子。

そして上司の黒川さんの家で、皆涙ながらに、結婚式を挙げる場面。

f:id:elep-peace:20190413005436p:plain

主人公の堀越二郎と里見 菜穂子が、黒川夫妻と4人で行う嫁入りのシーン : 「風立ちぬ」を100倍楽しく見る“6つ”のポイント - NAVER まとめ

 

あの結婚式、すごくよかった。大切なのは気持ちなんだ。

 

旦那さんの堀越二郎のために、重い病気を見せないため、毎日頬紅を塗る菜穂子さん。

身辺を綺麗に片付け、一人、山に戻っていく菜穂子さん

黒川さんの奥さんの「美しいところだけ好きな人に見てもらったのね…」のセリフが切なすぎる。

そして最後、二郎に「生きて…」という場面。

f:id:elep-peace:20190413005912j:plain

「風立ちぬ」ヒロインの「奈穂子」まとめ。菜穂子は死んでしまったのか? | スタジオととろ〜ジブリのファンサイト〜

その健気で切ない姿に、おじさんはもらい泣きが止まりませんでした。

 

 

仕事編でも、涙は止まらない。

堀越二郎、本庄、課長さん、黒川さん、設計開発スタッフ達。

f:id:elep-peace:20190413010933j:plain

創造的人生の持ち時間は10年だ | おすすめジブリ映画 風立ちぬ

 

世界一の飛行機を作りたいという、若き設計者たちの熱い想い。

イケメン同期・本庄と、ライバル兼親友として、切磋琢磨し合いつつ成長していく場面。

f:id:elep-peace:20190413010706j:plain

人生や恋に悩んだ時に…心に響く“ジブリ”から学ぶ名言集 - NAVER まとめ

 

堀越二郎が講師役で、みんなでワイガヤ会をしてる場面。

試作機や図面を見て、一喜一憂してる場面。

最後、零戦が完成し、堀越二郎がテストパイロットに、「素晴らしい飛行機です、ありがとう」と、握手される場面。

 

機械設計の仕事をしてるけど、限界を感じ、ほんの一週間前、上司に異動願を出し、設計の道をまさに諦めようとしてる自分には、眩しすぎて正視できなかった。

俺も、こんな設計者を目指していたはずなんだ。

 

風立ちぬは、名言の宝庫でもある。

 

創造的人生の持ち時間は10年だ。

君の10年を、力を尽くして生きなさい。

 

君の10年は、どうだったかね。力を尽くしたかね。

 

会社は全力で君を守る。君が役に立つ人間である間はな。

 

本腰を入れて仕事をするために所帯を持つ、これも矛盾だ。 

 

男は仕事をしてこそのものだ。

 

女には女の支度があります。

 

君は、生きねばならん。

 

【ジブリ】風立ちぬの名言・セリフ集 - 名言格言.NET

本当に素晴らしく、心に刺さる名言ばかりだ。

 

もう1つ、涙がこぼれた理由がある。

 

今日、「風立ちぬ」が放送されてるのを、はじめ私は知らなかった。

飲み会がキャンセルになったので一人寂しくチョイ飲みし、満喫にこもって作業をしてた。

そんなとき、ツイッターのトレンドに、「風立ちぬ」があることに気づいた。

ふと、このブログのアクセス数を見た。異常値だ。

もしかして。

グーグルアナリティクスを開いて、私は仰天した。

「風立ちぬ」の、この記事がバズったのだ。

www.elep-peace.com

 

いつもの閑古鳥状態、といっても300〜400PV/日だけど、それに比べると、とんでもないPV数だ。

Google AnalyticsやGoogle Adsenseのスクショを載せるとGoogle神の逆鱗に触れるので載せないが、

リアルタイムで、MAX240人ちょい。

結果、この日のPVは、2300を超えた。

気持ちいい反面、自分のこんな記事に人が殺到していて、正直少し恐ろしかった。

 

よし。これでおらも億万長者だ。

そう意気込み、普段は少なすぎて気にも留めないアドセンス収益を見てみると…

400円/日 弱。

世の中、甘くないですね。億万長者への道は、果てしなく遠い。 

 

そもそも、数千程度のPVでバズったとか、見る人が見れば恥ずかしいんでしょうけどね。

でも正直、なけなしの収入なんかより、これだけたくさんの方に、大好きな風立ちぬについて一生懸命書いた記事を読んで頂けたことが、何より嬉しいです。

最近はちょっと自信をなくしてたので、余計にホロっときました。

ありがとうございます。

 

おわりに。

私にとっての、「創造的人生の持ち時間の10年」は、終わってしまったのかもしれない。

だけど、カプローニ先生や菜穂子が二郎に言ったように、

生きねばならんのだ。

たとえ設計者を辞めても、あるいは三流設計者に甘んじ続けても。

ブログをやめても、あるいは自称ブロガーで恥を晒し続けても。

 

異動願を出してからの上司との再面談は、来週月曜。

そこで最終の意思決定だ。

異動願を撤回し、恥を忍んで、設計でもう少し頑張れ。

「風立ちぬ」の面々に、そう言われた気がしたけど。

創造的人生を送れるのは、設計の仕事だけじゃないはずだ。

 

次の10年をどう生きるか。週末しっかり考えます。

スポンサードリンク