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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

ブログがバレました。恥ずかしいけど見てほしいこの心理。

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先日、ついにこのブログが友人にバレてしまった。

原因はブログ宣伝用に始めたTwitterだった。理系で機械設計者のくせにITリテラシーゼロで超絶ネット音痴の私は、Twitterの「電話番号の照合と通知を許可する」をONにしてしまっていた。

 

元々ブログ宣伝用のツールとしか考えていなかったTwitterだったが、ブログ同様、完全匿名主義で始めたTwitterの楽しさを知るまで、そう時間はかからなかった。フォーマルで高潔なfacebook、リア充自慢のInstagramに少々疲れていた私。誰も私を知らない世界で、好き放題に愚痴、毒舌、それに下ネタを吐き出しまくれるTwitterは、予想以上に心地よかった。facebookがフォーマルなスーツ、Instagramがデートの勝負服だとすれば、匿名Twitterは、仮面をつけてパンツ一丁で街中を闊歩するようなものだ。自他ともに認める変態の私にとっては、相当な快感だった。類は友を呼ぶとはよく言ったものだ。某変態ドラマーを通じて、何人もの変態紳士、変態淑女と友達になれた。

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そんな桃源郷は、ある日突然終わりを告げた。あれは昨年末のことだった。見知らぬアカウント。しかし彼は、私の正体を知っていた。既知の電話番号。見た事がある名前とアカウント。そして書いてる内容。どう見ても私だろうというわけだ。彼は言った。「Twitter始めたばかりでフォロワーがいない。俺のフォロワーになってくれ。」彼はリアルに友達だったが、私は躊躇した。知らんふりをしてブロックしてしまおうかとすら思った。せっかく手に入れた桃源郷を失うのは惜しかったし、何より問題だったのは、ブログの存在だ。ブログは誰にも気づかれたくなかったし、赤面噴飯ものの内容満載だからだ。

 

しかし、ブログ師匠のブラック社長や禿先輩はじめ、何人かは既にこのブログの存在を知っている。むしろ、ブログよりもTwitterで言ってる内容の方がよっぽど恥ずかしい。そのTwitterはすでにバレているのだ。私は観念した。知ってる人間にパンツ一丁ではしゃいでる姿を見られた以上、こうなったら毒を食らわば皿までだ。誰もが望まなくとも潔くパンツを下ろし、あんなところやこんなところまでさらけ出してやる。しかし断じて、仮面は取らない。たとえ正体がばれたとしても。それが変態道というものだ。私はブログの存在を話し、彼と相互フォローし合った。

 

それから年が明け、プチ同窓会で、彼と再会した。彼ともう二人、中学から大学まで同じだという濃い友達で麻雀をしていた。子供が産まれた話になったとき、彼はもう二人に言った。「zohbeyのブログを読んでやってくれ。赤裸々に語ってるぞ」。そして続けた。「実はもう一人、高校の友達で私のブログを知ってる奴がいるぞ。熱心な読者だ」。私は驚愕した。今度はTwitter経由ではないらしい。どうやって分かったのか?彼は答えを濁したが、彼が友人にどこかのタイミングで話したであろう確率が98%であった。しかし、私はどこか清々しかった。恥ずかしいが、とにもかくにも、2人も読者がいてくれる。全くありがたい話じゃないか。

 

大体、お前は本当に本気で、「誰にもブログをバラしたくなかった」のか?ブログを書くには、結構な労力がかかる。そうやって作り上げたいわば「作品」を、たくさんの人に見てもらいたいというのは、人間の持つ自然な承認欲求だ。そうでなければ、あんなバレバレなブログ名とアカウントを使うはずがない。恥ずかしいけど見てもらいたいこの心理。まさに変態じゃないか。Instagramでキワドイ水着で自撮りしているありがたいお姉様方と、そう大差ない。

本当は舐め回すように見て欲しいんでしょ?見られるのが快感なんでしょ?

人様の評価は分からないし、お姉様の気持ちもわからないが、私は変態だからそう思う。だから、どんどん見てほしい。知り合いだろうが、隅々まで心置き無く味わっていって欲しい。そして拡散してほしい。会社の人以外は。

 

もう一つ。完全匿名主義を守り抜くのは、私のような見られたがり寂しがりの変態には不可能に近いという事だ。大体このブログは、友人の他に、嫁さんにも知られている。ヘタなことは書けない。その割には、お宮参りや馬鹿記事など、結構さらけ出しているが。神経質で執念深い蛇のような私とは違い、嫁さんは細かいことは気にしない楽天家だ。だから問題ない。はずだ。たまに切れ味抜群のパンチを繰り出すけど。

あとは会社にバレないか、戦々恐々だ。地球上はもはや探検し尽され、未開の地はほぼなくなった。ブログもそれと同じだ。万が一ばれたら、それが自分の宿命だと受け入れ、二度目の転職活動に精を出そうと思う。

 

というわけで、私はもう一つ、今度こそ完全匿名の闇ブログを立ち上げようと思う。友人にも嫁にも師匠にも、誰にも内緒だ。そこでエグくてゲスいネタを書きまくり、私のダークサイドを全て晒していきたいと思う。顔だけは完全にガードし、体は清々しいまでに全裸の状態だ。いつ見つかるかわからないのに、公共の場で無防備なあられもない姿を晒す仮面姿の中年男性。刺激的で法的に危ないことこの上ない。そっちの方がアクセスが多かったら、喜んでいいのかちょっと複雑だけど。万が一見つけても、通報しないでくださいね。

匿名でなんでも言える場所を探し求めるも、行く先々で寂しくなりうっかり自分を出してしまい、また次の桃源郷を求め旅をする。私のジャーニーはいつ終わるのだろう。まあ楽しいので、終わらなくていいんですけども。

読んで下さりありがとうございます。変態道を極めるべく、表も裏も頑張ります。

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