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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

あと1か月で父親になるけど自信がない。そんな37歳男の心境とは。

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第一子の出産予定日まで、ついに1ヶ月を切った。
自分が父親になるなんて。
実感が湧かないくらい、不思議な気持ちだ。

 

病院でとったエコー画像で、赤ちゃんの顔らしきものを見ても、
嫁さんのお腹が大きくなってきて、
男の子だと言うのも判明しても、
お腹の中でポコポコ動いているのを見ても。
 
実感が湧かないというのは、少し正確ではない。
喜びや期待が20%、ちゃんとできるのだろうかという不安が80%だ。
パパ教室に行って、赤ちゃんの人形を入浴させたり、オムツを替えたりしてみたけど、
あんな神業が不器用な自分にできるとは、とても思えない。
間違って、赤ちゃんを落っことしたり、車に忘れたり、風呂に沈めてしまったら、どうしよう。
仕事の数百倍、プレッシャーだ。
親として一足先に子供を育てている友人たちが、とてつもなく凄い大人に見えるのだ
 
何より、私のような適当塵芥人間が、
立派な、とまではいかなくても、普通の父親になれるのだろうか。
これまで生きてきて、いかに「普通」が難しくて大変なことなのか、身に染みて分かっている。
 
基準はやはり、まずは自分の両親になるだろう。
両親のいいところもそうでないところも、いくつかは覚えている。
でも自分が子供の頃、なんだかんだで、子供第一で、一生懸命育ててくれた、あんなふうに私はなれるだろうか。
とても自信がない。
 
反抗期、私は両親に反発した。
暴言を吐き、家の壁を殴って穴を開け、家出もした。
あの頃の行いを、巡り巡って、自分の子供にされそうな気がするのだ。
父親はそういうとき、毅然とふるまわなければならないが、
自分の子供に、同じことをされたら、短気な私はプッツンしてしまうか、心が折れてしまうかもしれない。
まさか法を犯すようなことはないだろうか。今からビビっている。
 
 
でも、みんなそんなものなのかもしれない。
「子供に教えられて、親も成長する」と、かつて言われたことがある。
それに、「案ずるより産むが易し」とは、うまく言ったものだ。
母親だけでなく、父親に対しても言えるのだ。
いつ隕石が降ってくるかと恐れおののきながら空を見上げるように、
先の分からないことを勝手に心配しても仕方ない。
 
 
何より、一番不安なのは、身重の嫁さんに間違いない
自由にマラソンもできるし、仕事もできるし、酒も飲める。
男のお前がそんなしょうもないことばかり、グチグチ言ってんじゃない。
男ならもっと、ドンと構えとくべきなんだ。
 
 
大体今までも、そうだったじゃないか。
子供時代、全然言葉を話せなかったらしいけど、今は余計なことばかり喋れるようになった。
受験時代、浪人しノイローゼと不眠に苦しみながらも、無事大学生になれた。
大学入学後、燃え尽き症候群になり、1回生のとき語学の単位を全部落としても、4年で卒業できた。
研究室で落ちこぼれて大学院を中退し、フリーターになっても、就職できた。
転職して全く畑違いの機械設計をやることになっても、一応クビにはなっていない。
山ほど馬鹿なことをしたけれど、幸いなことに逮捕されていない。
彼女と結納までして破局したけど、数年後ヨリを戻してなんとか結婚できた。
色々あったけれど、37歳で初めての子供を授かった。
 
これから、いいことも悪いことも、想像を超えることが、たくさん待ち受けているのだろう。
だけど、きっと大概のことは、なるようになるのだ
 
 
実は、このところ、自分の感情に、少し変化があった。
facebookなどで、赤ちゃん産まれました、という投稿。
以前は面倒で、しょうがなかった。
他人の子供なんてみんな同じだ。いちいち載せるんじゃないよ。
大体私は子供が苦手だった。自分がクソガキだったからか、接し方が分からない。
でも、そんなこと言えない。おめでとうと祝福しなければいけない。
そんな根性のねじ曲がった男だった。
でも、最近は、新生児を見ると、少しだけ、可愛いなあと思えるようになってきた
 
独身時代、結婚式に呼ばれるのが面倒で、ちょっと焦りもあって複雑な気持ちになり、内心素直に祝福できなかったけど、
いざ自分が結婚し、結婚式を挙げてみると、招待されるのが楽しみになる、あの気持ちと同じなのかもしれない。
 
 
だから、あと一か月。
嫁さんは来週、臨月を迎えるので、出産に備えて岐阜の実家に戻る。
産まれてくるチビ君との対面をまずは楽しみにしながら、
束の間の最後の独身生活を、ほどほどに楽しみたいと思います。
 
でも、独身時代の遊び方を忘れてしまった。
瞬時に思い出す自信があるが、いかんせん金がない。
金がかからない遊び方といえば、やっぱりゲームとマラソンか。
それよりブログをサボらずしっかり書かないと
普段と変わらないけど、まあいいか。
 
 
最後に。
色々杞憂する暇があったら、いい加減さっさと名前を決めてあげないと
恥ずかしながら、まだ決まってない。
名前決めるのって、考えれば考えるほど、難しい。
「光宙(ピカチュウ)」とか「永久恋愛(エクレア)」とか、そんな名前をパッと付けられるような、ずぶとさと馬鹿さがあればいいんだけど。
ブログに倣って「象兵衛(ぞうべゑ)」てのもいいかな。それはある意味私か。
とにかく、あと少し、悩みたいと思います。
 
 
駄文を読んで下さり、ありがとうございました。
自信ないなんて言いません。楽しみで仕方ありません。
頑張っていきます。
 

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