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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

息子が産まれて4か月。イオンモールでゾンビと化したパパさんの仲間入りを果たした。

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子供が産まれて4か月。

子供がいる初めてのGW。9連休。

しかし当然、以前のように遊びまわることなんてできない。

嫁さんと一緒に、家事や育児に奮闘する日々だ。

「奮闘」という言葉ほど、育児を的確に表現する言葉はないと思う。

子供一人で、このハードさだ。

ブログを書く暇もなければ、ネタも育児しか思いつかない。

何人も育てている世の中のお父さんお母さん。自分の両親。本当に頭が下がる思いだ。

 

 

独身時代。

結婚し子供ができた友達のSNSが、子供一色になっていくのを見て、私は秘かに軽蔑していた。

けっ。どいつもこいつも、つまらん男になっちまったな。まったくしけた面してやがる。

あの時の飢狼のようなギラギラした目と鋭い牙は、どこにいってしまったんだい?

それはオスとして、進化じゃなく、退化じゃないのかい?

まだまだ飲み会とか合コンとかしたいだろう?モテたいだろう?

お前ら、本当にそれでいいのかい?

 

しかし、今では分かる。

そりゃそうなるよ。進化か退化は置いといて。

SNSで子供ばかり載せるのは自慢したいからじゃい。それしかやれないからだ。

 

ふと、イオンモールでよく見かけるパパさん達の姿が、思い出された。

オシャレに着飾った嫁さんと子供たちの傍ら、ボロボロのくたびれた服を着て歩いているパパさん。

大量の荷物を持ったまま、無表情でソファーに座っているパパさん。

駐車場の車の中で一人、練炭自殺でもしたかのごとく、死んだように眠っているパパさん。

いつ見ても、彼らがバイオハザードに出てくるゾンビにしか見えなかった。

 

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PS版で一番最初にでるゾンビ : 【ゲーム】バイオハザードHDリマスター - NAVER まとめ

こいつです。

 

彼らに対し、独身時代の私は、こう思っていた。

世の中のお父さん達。それでいいんですか。

本当にそれが結婚のとき、望んでた姿なんですか。

 

そして、心に誓った。

いつか子供ができても、俺は絶対にあんなふうにならないぞ。

家族を大切にしつつ、遊びもオシャレもして、ちょい悪親父になってモテてやる。

 

子供ができて4か月。

その誓いは、早くも崩壊した。

私もまさに、彼らと同じ姿になってしまった。

かゆい。うま。

 

しかし、悲しくない。

そうだったんだ。

あのパパさんたちも、こうしてゾンビになってしまったんだ。

そして今も、家族のために、身を粉にして、頑張っているんだな。

そのゾンビの仲間入りができた。

そう思うと、むしろ誇らしくなる。

パパさん達が急に愛おしく見えてきた。

「大丈夫!あんた頑張ってるよ!カッコいいよ!」

そう、思わず声をかけたくなるほどだ。

 

 

ゾンビになってしまった私だけど、まだまだ理性までは失っていない。

ブログとサイト作りでこっそりお金持ちになって、チョイ悪オヤジになってモテてやる。

援交JDも、未成年JKも、ハニトラ記者もいらない。

妖艶な人妻のアデージョを捕まえるんだ。

ベビーカーを押し子守するふりをしながら、眼をギラつかせてママさんたちを物色している物騒な中年男を見かけても、通報しないで下さい。

友達になってくださいね。ボンジュールマダム。お茶でもどうですか?

 

おっ、チビ君が目覚めた。

妄想の時間もおしまいだ。

これから、イオンに買い物に行こう。

そして友達のゾンビさんたちに、挨拶してこよう…!

 

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