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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

久々の平和な元旦。今年はいい一年にします。

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明けましておめでとうございます。

今年の正月は、2年ぶりに実家へ帰省できました。

昨年帰らなかったのは、コロナもあるけど、それ以上に、実家の引きこもり妹による長年のゴタゴタが問題。詳細を語ると長くなるし、自分のメンタルが持たないので割愛しますが、とにかく自分のメンタルを守るため、昨年はコロナを言い訳に正月帰省しなかった。40年目にして初の決断。毎年恒例の修羅場はなかったがとても寂しい年末年始だった。

 

それから一年。緩やかに崩壊していく実家をただ眺めるしか出来ない立場だったけど、年末両親がうちに来て、帰ってこいと言われた。帰っても嫌な思いをするのは目に見えているのでその場は喧嘩になった。けど、このままでもいけないと思い、万が一また修羅場に巻き込まれたら即刻帰って来ようと腹を括り、胃薬と頭痛薬を口に放り込み、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、元旦に日帰り帰省した。

 

久々の実家。古い平屋特有の部屋の寒さが懐かしい。正月恒例の儀式を済ませ、仏壇にも報告。じいちゃんの遺影が笑っている様に見える。そして山盛りおせちを頂く。毎回思うけど、どう考えても食べきれない量。それも懐かしい。やっぱ正月はこれだよな。

今年で100歳になるばあちゃんにも会え、ひ孫達を見せることができた。まさに子は鎹で、4歳と1歳の息子達の無双の活躍で、とても楽しいひと時をすごせた。初詣にも行き、息子たちにお正月とはこんなもんだよと感じさせることができた。両親にお年玉も渡せた。ついでに近所の公園で飲み仲間にも会えた。正月恒例の怒涛の飲み食いで1キロ太ったけど、脂肪以上に安堵で心が満たされたひと時だった。

 

誰も口には出さないが、両親もばあちゃんも、もちろん僕も、例の馬鹿妹のことが気がかりだ。色んな裏事情は漏れ聞こえてくる。問題の妹がいつ発狂して怒鳴り込んでくるかと内心恐れていたが、奴は離れの部屋に閉じ籠り、結局出てこなかった。言いたいことは山ほどあるが、今はそれでいい。めでたい正月の大切な時間、どうか平穏が続いてほしい。その夢はひとまず叶った。

初詣のとき、僕は祈った。自分、嫁さん、二人の子供。両親。ばあちゃん。弟。弟家族。大切な人達。そして馬鹿妹のことも。全員の健康と安全。みんな元気で幸せに楽しく過ごせますように。10円で欲張りすぎたかな。

 

子供には怒ったらあかん。上の子は繊細だから特に、誉めて育てなさい。反省を込めてのアドバイスや。飯の時、ふと母親が言った。

一人目の長男で、厳しく育てた僕に対する反省なのか。たしかに躾は厳しかったし、僕はとても繊細な人間だけど、それ以上に愛情も貰ってたと思うので、全く何も気にしていない。飴と鞭は大切だ。うちは若干鞭が多かったけど。

分かっていても怒ってしまう。いざ自分が親になると、それが痛いほどよく分かる。あの時親は大変だったんだなと。僕自身も決して褒められた子供じゃなかった。反抗期も長かった。子供が出来てから渡し始めたなけなしのお年玉は、僕からのせめてもの罪滅ぼしのつもりだ。

子育てって難しいよね。ちゃんと親になるために、これからも精進していかないといけないな。

 

帰り、お土産として、餅、野菜、みかん、ビールなど、食材を山ほど持たされた。毎年恒例の光景。しかし今年はそれに加えて、これを読めと、親父が本をくれた。

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ドラッガーの名著、マネジメント。それに、アフガンで凶弾に斃れた中村哲さんの著書。

親父が本をくれたのは学生時代以来。普段は不器用で寡黙な親父からの贈り物。

目線を高く持って、仕事を頑張れ。中村哲さんのように、困っている人のためになることをしろ。そう言われたようで、気合が入った。でも気合が入りすぎてもしんどいので、ぼちぼちいこうと思う。僕だってもちろん人の役に立つ仕事をしたいし、そのためには偉くならないとと思う。でも今の自分は、日々乗り切ることで精一杯だ。そう言って諦めかけていた心の片隅に、炎を灯してくれた。何より読書の楽しみが増えた。

 

久々にいい元旦を過ごせたことに感謝。今年はいい年になりそうだ。いや、自分でいい年にするんだ。

今年の目標は、敢えて立てない。とにかく、いのちだいじに。無病息災、家内安全。強いて言えば、ブログを頑張りたい。ついでに宝くじが当たると最高です。

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

皆様にとっても2022年が良い一年でありますように。