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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

広末涼子にMajiでKoiした39年間。

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広末涼子が、好きだ。

1980年生まれの私たちは、「松坂世代」という言葉で一括りにされる。たしかに松坂は凄い。杉内も和田も、村田も凄い。しかし私は今こそ、声を大にして言いたい。

我々1980年生まれは、「広末世代」と呼ばれるべきではないかと。

 

台風19号の甚大な被害に心が痛み、ラグビー日本代表の快挙に魂が震えている中、なぜ今、広末涼子のことを書いているか。先日、このインタビュー記事を見たからだ。

news.yahoo.co.jp

 

あれは忘れもしない高1のときだっただろうか。学園ドラマ「木曜の怪談」で、始めて彼女を見た。

衝撃だった。

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何気に怖かった木曜の怪談。怪奇倶楽部、MMR、もう一度やってくれないかなぁ (page 3) - Middle Edge(ミドルエッジ)

涼子という名にふさわしい、透き通るような透明感。野球のボールと見まごうような小さい顔。清楚で綺麗なスタイル。ボーイッシュショート界の最高峰。

こんな人間が本当にこの世に、しかも同じ国に、存在するのかと思った。キリンビールの麒麟のように、もしかすると彼女は空想上の生き物かもしれないとすら、考えていた。

 

広末涼子ほど、我々芋男子のハートに刺さった女性はいない。たしかに、当時クラスメイトだった、りっちゃんのことも、好きだった。だけど、広末涼子には到底敵わない。りっちゃんにはフラれてしまったが、それでも私には広末がいた。

 

私は生まれて初めて、部屋に女性のポスターを貼った。当時ハマっていたX JAPANのポスターに並べて。YOSHIKIHIDEPATAHEATHTOSHI、そしてRYOKO。親に茶化される気恥ずかしさよりも、毎日彼女の笑顔を拝みたい気持ちが勝った。

 

高2の春。彼女は歌手デビューした。MajiKoiする5秒前」。そして「大スキ!」。こんなふざけたタイトルの歌を歌いこなせるのは、世界中探しても、広末涼子しかいない。本当にARIGATO。

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私はカセットにこの2曲をひたすら交互にダビングし、ウォークマンでひたすら無限再生していた。ちょっと疲れたとき、落ち込んだとき。彼女の「オッケー!」は、魔法の言葉だった。ベホマズン。ザオリク。エスナ。ケアルガ。アレイズ。それら全ての効果を併せ持つ「ヒロスエ」こそ、最強の白魔法だった。

その当時、私にとって、彼女は単なるアイドルではなかった。広末涼子は、神であり、仏であった。

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広末涼子の昔の画像がかわいい|若い頃のデビュー当時ショートと現在の比較も | コーヒーナップ!

 

3になり、受験生になった私は、憂鬱な気分の中、必死で勉強していた。大学生にならないと、この無間地獄は終わらない。そんな時、彼女が早稲田大に推薦入学するというニュースが飛び込んできた。ミュージックステーションだったか、何かの番組で、彼女は言っていた。「勉強もしましたよ~、アウストラロピテクスとか~」。

その時、私は初めて、彼女に違和感を覚えた。そんなもん世界史の教科書の2ページ目に書いてある。アウストラロピテクスを覚えるだけでじゃ早稲田は受からない。

芸能活動をしてれば、勉強しなくても大学に入れるのかよ。その枠、持たざる俺達にくれよ。これ以上何を望むんだよ。世の中は不平等で理不尽だ。

偏差値も性格も至らない当時の自分には、彼女を認められる度量はなかった。

そして彼女は早稲田大に入学し、私は浪人した。

 

大人になってから分かった。まだ高校生なのに、学校に行きながら、芸能活動で努力を重ね、夢を叶え、多忙を極めていた彼女。そして、普通の大学生になってみたいという気持ちもあったに違いないことを。

 

しかし、大学に過剰なまでの憧れだけを抱き、ただ焦り、ひねくれていた、持たざる人間には、理解ができなかった。

少し前まで、彼女を神だ仏だと崇めていたのに、いきなりその神様と自分を同列に語りだす矛盾にも、気づいていなかった。 

そして、人間は皆同じじゃないこと。天は一体何物与えれば気が済むんだろうというくらい何でもできる人もいれば、そうでない人もいること。何でもできる人は、実は水面下で必死に努力を重ねていること。

青春時代を明るく彩ってくれただけでなく、それら当たり前の大切なことに気づかせてくれた広末涼子様には、感謝しかない。

 

その後、彼女は、女優への道を歩むため、早稲田大を中退。私は研究者の道を踏み外し、大学院を中退した。あんなに憧れていた大学なんて、結局こんなもんだった。彼女の奇行や結婚離婚などプライベートが報道されるたび、私は思った。あの広末涼子も人間だったんだ。勝手に神だ仏だと祭り上げといて、ごめんなさい広末さん。

 

年齢と人生経験を重ね、今や日本を代表する女優のひとりになり、ドラマや映画で大活躍中の彼女。

広末涼子、“愛娘”からの手紙に感涙…と思いきや、カラッと笑顔 1枚目の写真・画像 | cinemacafe.net

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年を重ねて纏った、妖艶な色気。その中でも時折見せる、当時と変わらない、屈託のない笑顔。そのギャップに、来年40歳になる腰痛と尿管結石持ちの私は、またもハートを射抜かれた。これまで一体何度、私の心臓は広末砲にブチ抜かれたのだろう。そもそも本当に同じ39歳なんだろうか。やっぱり彼女は、神話か何かのように、架空の存在なのかもしれない。

 

広末涼子が好きです。死ぬまでに一度、見てみたい。そして、拝みたい。

もしも広末涼子がキャバクラにいたら。全給料を差し出し、嬉々として指名するだろう。5秒くらいは付いてくれるかな。MajiでKoiする5秒間。やかましいわ。

 

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