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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

機嫌が悪い人の機嫌を取る必要はない。オネエベイダーに学んだこと。

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いつも昼飯が一緒の会社の同僚。普段はまあまあいいやつなのだが、仕事が忙しくなったり、何か気に入らないことがあると、途端に機嫌が悪くなる。

開口一番のバカでかいため息は、もはや日常茶飯事。盛り上がってる話をため息で遮り、挙句一人でキレ始める。図面に書いてあることを調べもせずメールしてきやがった。応援するサッカーチームが負けた。週末嫁と桃鉄をやりすぎて目が疲れた。

周りからすれば、とても些細なことだ。教えてやればええやん。知らんがな。こちとら桃鉄なんてする時間もないわ。

 

あまりのため息のデカさ、そして彼が身に纏う負のオーラのデカさゆえ、私達がひそかに彼に付けたあだ名は、ダースベイダー。

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https://www.eiganohimitsu.com/1810.html?amp=1

 

とはいえ、飯がまずくなるのは嫌なので、私とマックス氏は、仕方なく、ベイダー氏の大好物、ヨーロッパサッカーの話題を振ってやる。彼は喜び、得意のサッカー戦術論やウンチクをドヤ顔で滔々と語り続ける。

そしてベイダー氏の機嫌はなおり、私達にはどうでもいいサッカーの知識と疲労だけが残る。

彼が根っからの悪人でないことは、みんな分かってる。真面目でアツく、若干オネエが入ってるいい男。だけど、数少ない娯楽の昼飯タイムを、一人のオネエベイダーの機嫌で左右されてはたまらない。

 

そんなつまらんことで悶々としてたとき、ふとタイトルの言葉を目にした。ハッとした。そうか、俺達はわざわざ機嫌の悪い人間の機嫌を取ってたんだ。

 

よく分からない個人的事情で機嫌を悪くし、カリカリと周りに当たり散らす。周りは怯え、というよりも面倒なので、気を遣わざるを得ない。気を遣われた当の本人は機嫌が良くなるけど、気を遣った方はほとほと疲れてしまう。

 

要するに、機嫌の悪い人は、自分の機嫌を直すために、他人のポジティブなエネルギーを吸い取っているのだ。FFの魔法で言うドレインだ。

 

今回のオネエベイダー氏のように、機嫌の悪い人が単なる同僚とかなら、スルーすればすむ。でも、相手が先生や上司や客とかなら、とても鬱陶しい。逆ギレするわけにもいかない。相手のことを蚊か蝿だと思い、あるいはこいつは馬鹿で可哀想で弱くて小さな人間だなと、腹の中で舌を出し、無難にスルーしやり過ごすしかない。

間違っても、その時受けたネガティブなストレスを、他の無関係な人に撒き散らしてはいけない。負の連鎖は自分で断ち切る。どうしてもしんどい時は、本人に反撃するか、権力者にチクる。

 

とにかく、ネガティブな言動を撒き散らす人間とは、そっと距離を置くこと。関わっても、エネルギーを吸い取られるだけだ。

 

自分にエネルギーが有り余ってれば、少しくらい分けてあげるのもいいだろう。俺だってできればそうしたい。だけど、俺も色々忙しいし大変なのよ。

なのでオネエベイダー氏よ、もっと余裕のある人に助けて貰ってくれ。キャバクラのお姉ちゃんにでも聞いてもらってくれ。もっとも、キャバクラは愚痴を聞いてもらうとこではなく、お金を払ってキャバ嬢の愚痴を聞く場所やけどね。このご時世、ガッチリソーシャルディスタンスを取られるだろうしね。

 

相手が誰でも、不機嫌な人の機嫌取りはしない。改めてそう誓った。

言うは易しだけど、なかなかできない。かく言う私も、齢40になり、ようやく、そう開き直れるようになってきたところだ。

 

相手が誰でもと言いましたが、例外があります。それは子供と嫁さん。子供や嫁さんがもし自分に当たり散らしてくるのは、他に捌け口、頼るところがないから。あとは、本当に自分に非があるから。

言ってくれるだけ、マシだと思おう。良薬口に苦しだ。良薬どころか毒薬やけどね何でもありません。

 

オネエベイダーにも不機嫌毒にも負けず、今日も1日、精進して頑張った!

ちなみに今日はボーナス支給日だったので、オネエベイダー氏もご機嫌でした。