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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

育児ノイローゼで産後うつになりかけてた嫁さんに、Twitterを勧めた結果。

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子供が産まれて3か月。

私が2週間ほど出張になったので、その間嫁さんと子供を嫁実家に預けてきた。

出張が終わり、嫁さん子供を連れて、ウチに帰ってきたとき。

嫁さんは疲れ、柄にもなく少しイライラしていた。

おむつを替えた直後。嫁さんがポロポロと涙をこぼし始めた。

 

 

嫁さんが産後うつになりかけていた。

これは大変だ。

一見器用で、なんでも上手くこなせてしまうけど、実は不器用で、甘えたり、自分の気持ちをうまく伝えるのが下手な嫁。

一体、どうしたんだい。

彼女は、ポツポツと話し始めた。

 

  • 実家から帰ってきて、急に不安になった。
  • 育児が辛い。先が見えない。
  • 毎日同じことの繰り返しで、何のために生きてるのか、分からなくなる。
  • 息子はとても可愛いのに、息子のせいで育児や家事を思うようにできず、頭に来てしまう自分が怖い。。

 

嫁さんは、こっち(大阪)には、結婚して初めて来た。

それまでは旅行会社などでバリバリ働いてきた彼女。

当然、土地勘もなく、友達もいない。

ずーっと家で24時間、育児と家事に忙殺される。

 

私も、私なりに育児に協力して頑張ってたつもりだったが、

色々余裕がなくて、実は全然足りなかったのかもしれない。

SNSでも、厳しい意見を頂いた。

  • 「育児は手伝うもんじゃなく、するのが当たり前だ」
  • 「育児は仕事と違って24時間だぞ」
  • 「嫁の苦しみは、旦那の苦しみ。旦那の苦しみは、旦那の苦しみだ」

 そりゃそうだ。頭ではわかってるつもりだった。

でも、まだまだ足りなかったのかもしれない。

「お前の支えが足りないから、嫁さんが産後うつになりそうじゃないか」

そう言われてる気がして、少し自信を無くした。反省した。

 

なぜTwitterを勧めたか。

そんな嫁さんに対して、私ができること。

それは育児(手伝うじゃなくする)、仕事、そして話し相手になること。

だけど、私がいないとき、嫁さんの気持ちを和らげるものはないだろうか。

ふと私は、Twitterを思い出した。

 

それというのも、嫁さんはここ最近、Instagramでのリア充自慢合戦に、疲れてしまっていたからだ。

友人に変なことを思われないか、写真もコメントも吟味に吟味を重ねて、ようやく載せる。

いいねが来ないと、不安で仕方なくなる。

その気持ちは、私も同じだ。

ブログでもSNSでも、いいねやスター、はてブが来ないと、不安で発狂しそうになり、目を血走らせ、髪をかきむしって舌を噛んで、死にそうになってしまう。嘘だけど。

 

しかし、Twitterは違う。少なくとも私のケースだけど。

リアルな知り合いがいない環境で、自分の本音をさらけ出せるのは、意外とストレス発散になる。

InstagramやFacebookみたいに、いい子でいなくてもいい。

それに、同じ悩みや思いを抱えている人は、きっといるはずだからだ。

匿名で共通の趣味で仲良くなれるのも、とても楽しい。

また別の機会に書くが、私もダイナ四バンドやX JAPANを通じて、多くの人と友達になれた。

 

そんなTwitterなら、ママ友がいないと嘆いている嫁にも、友達ができるかもしれない。

もちろん私も知らない完全秘密のアカウントで、育児のストレスをぶつけてみればいいよ。

そうして、嫁さんはTwitterデビューした。

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kamilog-media.com

 

嫁さんがTwitterを始めた結果。

 

嫁さんはすぐにTwitterにハマった。

FacebookやInstagramでの「建前の綺麗な付き合い」しかしなかった嫁さんにとって、

本音が乱れ飛ぶTwitterは、新鮮で面白かったらしい。

よくスマホをみて笑うようになった。

「これでよし。ひとまず安心だ」

私は安堵した。

 

後日。

私はふと魔が差して、Twitterの検索画面で「育児」と入れてみた。

すると、「育児 つらい」「育児 やめたい」等の言葉が。

世の中のママさんはみんな、人知れず孤独で辛い思いをしてるんだな。

そう思っていると、「育児 旦那」というカテゴリを見つけた。

見てはいけないと分かっていたが、怖いもの見たさで、覗いてしまった。

 

そこはまさに、見てはいけない禁断の世界だった。

育児をまともに手伝わない旦那への怨念、罵詈雑言、怨嗟、呪詛が、溢れていた。

いつしか本ブログでも書いた「だんなデスノート」を思い出した。

中には、ちゃんとしている旦那さんを嬉しそうに書いているものもあった。

しかし、ネガティブなパワーがあまりにも大きすぎて、それらはかき消されそうだった。

これはまずい。世の中のママさんたちは、これほどまでに鬱憤をため込んでいるのか。

旦那が仕事に行ってるとき、こんなことを言われてるなんて。

私は戦慄した。

 

ふと嫁さんのことが脳裏に浮かんだ。

まさか最近嫁がよく笑う理由ってこれか。俺のことをこんな感じで言ってストレス発散してるのか??

しかし私はすぐに、見るのをやめた。

そんなわけはないし、もしそうだとしても、それでいい。

元々、嫁さんを探そうなんて、全く微塵も思っていなかった。

むしろ、見たくなかったし、見てはいけないものだと思っていた。

 

ここは、男が来てはいけない世界だ。

女性がエロサイトを訪問するようなものだ。

もちろん、旦那の文句や愚痴をいう女性が悪いんじゃない。

それで気が済むなら、むしろ大いにやってもらえればいい。

孤独に育児に奮闘するママさんにとって、これは必要な世界だ。

男性にとってのエロサイトがそうであるように。

私は、安易に見てしまったことを、反省した。

 

そして今日。

嫁さんが嬉しそうに言ってきた。

「Twitterでママ友のフォロワーが増えたんだ」

よかったよかった。でも、気を付けておくれ。

Twitterに限らず、ネットの世界には、悪い男がたくさんいるんだ。

そう、私のように。。。

 

実際、ママ友でもネカマでも、なんでもいい。

匿名で本音を言い合える友達ができてくれてれば、嬉しいと思う。

そして、父親も、育児を一緒に頑張ってこうと思う。

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