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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

寄り道の中に、出会いがある。

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平日のひそかな楽しみ。それは帰路の寄り道。会社を出て最寄り駅まで歩く途中にあるTSUTAYAの本屋で、立ち読みをすること。

あまり長時間はいられない。このご時世だし、家では家族が待っている。何より持病の腰痛が悪化する。せいぜい20分ほどの、至福のひととき。

子供の頃から、本の匂いが大好きだった。新しい本を手に入れるたび、それこそ教科書でも、真っ先に顔をうずめてクンクン嗅いでいた。

その姿はまさに犬。それは今も変わらない。犬が豚になっただけ。

周りの目があるので、さすがに顔はうずめない。でも、一瞬マスクを取り、こっそりスーッと匂いを吸う。

ネットはたしかに便利。でも個人的には、リアルの本屋には敵わない。

なかなかお目当ての本が見つからないことも多い。でも、本の匂いを嗅げるし、思いがけずいい本に出会えたとき、テンションは爆上がりだ。

 

さあ、今日は、どんな本に出会えるかな。

というわけで、今日は2冊ゲットしました。

 

コンビニ人間/村田沙耶香

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第155回(2016年上半期)芥川賞受賞作。たまには新しめの小説を読んでみたい。

普段あまり読まないようなジャンルに、敢えて挑戦したい。

タイトルだけは知っていたけれど、立ち読みしてみて面白そうだったので購入。

芥川賞を獲る作品がどんなものなのか、ひそかに興味があったのもあります。楽しみです。

 

智弁和歌山・髙嶋仁のセオリー/田尻賢誉

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立ち読みするとき、気が付くといつもこの本を読んでたので、それならいっそのこと買ってしまおうと購入。

私の中で、永遠の甲子園のアイドルといえば、髙嶋監督だ。

2018年に勇退され、あの仁王立ちは見れなくなってしまった。しかし甲子園春夏通算38回の出場、監督通算68勝、優勝3回、準優勝4回、その偉業は色あせない。和歌山の誇り。

おととし、新聞記者の友人と甲子園を観戦したとき、解説で来られていた髙嶋監督と偶然お会いすることができた。神様に会えたという緊張で何も話せませんでしたが、めちゃくちゃ嬉しくて、胸がキュンキュンした。取材みたく談笑する友人まで、輝いて見えた。

髙嶋監督のユニフォーム姿を見ると、アフリカンシンフォニーとジョックロックが聴こえてくる。コロナが落ち着き、そんな甲子園がまた戻ってくる日を、心待ちにしています。

 

寄り道の中に、出会いがある。

今日もいい出会いができた。

会社と家の往復だけだと、息が詰まり、干からびてしまう。

本屋で良質な活字を浴びて、癒しとやる気をもらう。

そのおかげで、今日もいい気分で、家路に着ける。

ついでに、このブログのクオリティも上がるといいな。

こんなポエム書いてる場合じゃないな。早く帰らんと怒られるな。