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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

生駒トレイルラン2015初挑戦!コース写真あり。20kmの苦しく楽しいハイキング

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生駒山トレイルラン、初挑戦してきました。

普通の道を走るマラソンも大概しんどいのに、
荷物を背負って山道を走るとか、もはや狂気の沙汰としか思えませんでした。

ハーフを初めて走ってからわずか1年。
なぜそんな世界に飛び込んだのか?そして結果は?

至福で地獄の、ハイキング体験記です。

そもそもトレイルランって?きっかけは

そもそも、トレイルランとは、
トレイルランニング(Trail running)の略で、舗装されてない道を走る中長距離走のこと。
リュックを背負い、頭上に懐中電灯を装着し、山道を走る、そうあれです。

元々、運動不足気味の三十路のおっさん3人が集まり、
「年に2、3回は、身体をいじめよう!」
ということで始まった、この活動。

初めて三人でエントリーしたのは、アップダウンの激しい
 「志摩ロードパーティハーフマラソン (2015.4.19)」。

練習で10km走るのがやっと。あとは気合だ!
  と意気込んで参加したものの、
案の定10km以降で足が止まる。
未体験の足の痛みに耐えながら、なんとか完走したものの、結果は惨敗。

痛みと感動の中、ゴールした直後、
「もう二度と走るもんか!」という思いと、
「次はもっと練習してベストを出すぞ!」という、
矛盾した気持ちがふつふつと湧いてきた。

その後も懲りずに、

今度こそはきちんと練習してベストを出そう!とテンションあがる
→エントリーしないとやる気が出ない!といい、とりあえずエントリー
→でも仕事ガー家族ガーで、結局ろくに練習しない
→本番が迫ってきて焦って数キロ走り、体の重さに愕然とし、参加したことを後悔
→本番気合だけで痛みに耐え、後悔と感動の中フィニッシュ
→二度と走るかと心に誓う
→でもあのとき歩いてしまった、自分に負けた、悔しい、次こそは…と考える
→二、三日すると、体がうずきだす
→最初に戻る

のサイクルを繰り返す。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは、よく言ったもので、
もはや、ハーフマラソンくらいでは、私たちのドMなハートは刺激されなくなっていた。

そんな折、NHKの「グレートトラバース 日本200名山一筆書き」を見て、
感銘を受けたという部長(自称。フルマラソン4時間30分台。3人中最速)が、

「じゃあ、トレイルいきますか」 

と一言。

「俺たちフルマラソン完走(注:実際は完歩)できたんやで!
なら、トレイルランなんて山を走るだけでしょ?余裕余裕!(白目)」

前置きが長くなったが、こうして、地獄のトレイル初参戦が決まったのであった…

トレイルランとマラソンとの違い

そもそもトレイルランってマラソンに加えて何が必要なの?

調べてみると、
どうやら水やら食料やら入れるリュックは、最低限必要らしい。

あとは、参加票を見てみると、
懐中電灯と地図も持ってきてねとある。

「これは…まさか遭難する可能性があるのか…?」

一抹の不安を覚える。
でも今回はとりあえず様子見の初挑戦。

いつも形から入る私だが、
結局、リュックはアウトレットで買った千円位のナイキのカバンで代用。
靴は、ランニング用そのまま。
懐中電灯、地図は、スマホの力を信じ、用意せず

結局、いつものパターンで、練習はろくにしなかった。
おまけに前日飲み会でハッスル。

はてさて、どうなることやら。

そして、生駒山へ。涙のトレイル初体験記。

当日。
眠い目をこすり、会場入り。
最寄りのコンビニで、カバンに入れる水と食料を買いあさる。
水1L、ウィザインゼリー2個、カロリーメイト1箱。
途中補給ポイントなんてないと思ってたので、仕方ない。

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スタート前。
トップアスリートと思われる人たちは、トレイルランなのにほぼマラソンと同じ恰好。
パンパンに膨らんだ自分のリュックを見るにつけ
実力の高さと、荷物の重さ=不安の量は、どうやら反比例するらしい。

とりあえず、懐中電灯と地図は、なくてもいいらしい笑

いよいよスタート。
スタートから間もなく、生駒山の山道に入る。

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1km過ぎ。いきなりハードな登山用の登り道。

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情けないことに、早くもここで心が折れる。
「よし、上りは歩く!」

案の定、どんどん集団から取り残される私。
「これはトレイルランじゃない、ハイキングなんだ!」
そう勝手に自分を納得させ、ここから、ゴール目指しての長い一人旅が始まった。

ここからは、道中パシャパシャ撮影した、美しい生駒山の景色をご覧ください笑

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ちなみに、補給ポイントは2か所
最初のポイント、8km付近で頂いたポテチ。
二回目のポイント、14km付近で頂いたスイーツ。
そしてゴール間近(17kmくらい?)、心が完全に折れていた時に、
「これ3つ食べてるうちにゴールだから頑張れ~」
と、ボランティアのおじさんがくれた飴。
これらの美味しさと、おじさんやボランティアの方々の優しさには、感謝してもしきれない。

そして、ついにフィナーレ。

疲弊しきって、早く終われ早く終われと念じながら歩いていたので、もはや感動すらない。
20kmトレイルランで、タイムは4時間23分23秒。
しかし、ゴール後食べたそうめんが、これまた格別。
ラップと高低差はこんな感じ。
タイム遅すぎワロタですね。
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ああ美味しい…
まあタイムは最悪だがとにかくゴールできてよかった、
よし、帰ってビールでも飲もう!

…と思ったが、気づくと、ゴールが山頂だった。
帰り最寄駅までいくのに、またしても山を自力で降りなければならない。
調べると、最寄駅(瓢箪山駅)まで5kmもある。
タクシー?バス?そんな文明の利器に甘えてはなりません。
これはハイキングじゃない、トレイルランなのだ。

というわけで、道に迷いながら、
マムシを危うく踏みそうになりながら、
なんとか駅までたどり着く。
スタートしたのはAM9:30頃だったが、スタート地点の車に戻ってこれたのは、PM16時過ぎ。

次回がもしあるのなら、以下に気を付けよう。
・電車で参加しよう。車だと帰ってくるのが大変
・とにかく上り坂を走る練習が必要。
・水は必要。でも食料は少なめでもいいかも
・前日は飲みすぎないように

というわけで、人生初のトレイルランは、なかなかほろ苦くも貴重な体験でした。
二度としない!次こそは完走する!
この矛盾した感覚が、たまりません!

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生駒トレイルラン詳細

【第4回 生駒トレイルラン 夏大会】

【日時】2016年7月23日(土)
【スタート地点】大阪府交野市 私市(きさいち)駅の近く。
【参加費】20㎞の部:6000円(30㎞の部は8000円)
【コース】こんな感じで生駒山を南下。

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