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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

苦しいときこそ筆を執る

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GWは10連休だったが、終わるとあっという間だった。色々あり、自分だけの自由な時間は4時間ほどしかなかったのもあるけれど。

仕事は、GW前にも増して、つまらない。会社での目標を見失い、モチベーションを絞り出せない。灰色の日々が、淡々と続く。今日は打合せを二回すっぽかされ、やる気はゼロどころかマイナスになり、定時までダラダラ過ごした。日々、座ってるだけで精一杯。典型的な給料泥棒のダメ社員。

 

思えば、給料と場所だけで転職を決めた。良くも悪くも、その夢は叶っている。だから贅沢なのかもしれないけど、今はただ、辛い。家族の飯代。子供たちの幼稚園代。家のローン。生きるために、心を殺す。

 

こんな時は、どうしようもない。定時ダッシュをコソコソ決める。帰り道、気分転換にいつもの本屋に行く。しかし、文章が入ってこない。文字が記号にしか見えない。

ブログを書こうとしても、書ききれない。ネタが無いわけではない。下書きには書きかけの駄文がいくつも眠っている。こんなブログだけど、ネガティブな愚痴はできるだけ書きたくない。忙しい中、落ち込む中、なんとか気持ちを上げようと足掻いた痕跡が、我ながら痛々しい。気持ちが落ち切った今は、それらを完成させる気力すら湧いてこない。

 

自分でも分かる。明らかに疲れ切っている。平日はつまらない仕事。土日は全力家事子守。脳裏に付きまとって離れない、実家のトラブル。それでも、家で暗い顔はできない。子供たちに、情けない父親の顔を見せられない。

眠りたいのに、夜中にパッと、目が覚める。暗闇の中、布団に横たわったまま、ロマサガ RSを周回させる。ドラクエけしケシをすすめる。息抜きのゲームすら、惰性と義務。

気がつけば、ブログはおろか、あれだけやる気になっていたピアノすら、まともに触らなくなってしまっている。新曲に挑戦する時間も、何より気力が無い。

 

ああ、このままでは、心が干涸びてしまう。

何かに没頭したい。熱中したい。

あわよくば、その結果、世間様に認められたい。日々の暮らしから解き放たれたい。

停滞している時ほど、そう思う。

プロにも入ってないのに、日本シリーズの舞台で華やかな逆転ホームランをかっ飛ばしたいと夢想する。

いきなりホームランは打てない。階段を一歩ずつ上がっていくしかない。まして僕は42歳。無限の可能性など信じる歳ではない。

自分の分を弁えよ。時間のせいじゃない。お前には才能も何もない。だから今こうなっているのだろう。そして諦める。考えるのを止める。

人生に逆転ホームランなんて無い。頭では嫌と言うほど分かっている。

 

でも今日は、どうしても、このまま泣き寝入りしたくなかった。不甲斐ない自分自身に、一矢報いたかった。ホームランは無理でも、プロになれなくても、草野球でボテボテの内野安打なら、打てるかもしれない。とにかく、やる。考え込むのはやめて、ダメ元で、なんでもいいから、やる。足掻いた痕跡を残す。

年齢がどうとか、環境がどうとか、体調がどうとか、関係ない。今できる僅かなことを、たとえ日の目を見なくても、カッコ悪くても、やっていくしかない。

そんな気持ちで、ロマサガ RSをぐっと我慢し、久々にはてなブログを開いて、心のままに文章を書き連ねました。気の利いた言葉は出てこないし、文章を書くのはとてもしんどかった。それでもとにかく書いてみた。

その結果、1500字弱の足掻いた痕跡が残せました。

内容は置いといて、いいか悪いかはわからないけど、吐き出せて、少しスッキリした。これを見た未来の自分が笑い飛ばせるように。泥臭い内野安打をこつこつ積み重ねられるように。その前に試合に出られるように。

立ち止まってしまってたけど、少しずつ、前に向かって歩いていきたいと思います。

まとまってなくてごめんなさい。よし、気分を切り替えて、家に帰ろう。