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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

めばちこvsものもらい論争に終止符が打たれた

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「めばちこ」が関西の方言だと、最近初めて知った。

ここ数日で一番の驚き。40年間信じてきたものが覆される衝撃。標準語じゃなかったんか。

 

 

「しゃくば」が和歌山の方言だという認識はあった。

生まれ故郷の和歌山を出て、19で京都に出てきた時。

「しゃくばって何やねん。みかんの食い過ぎで頭おかしくなったんちゃうんか。てか和歌山に人住んどるんどすか?近畿のおまけどすなぁー。お茶でもどうどすかーへーほー。」

そう散々馬鹿にされたからだ。

ちなみに「しゃくば」とは、木材を手で擦ると細かいトケが刺さる、あれだ。やはりしゃくば以外の言葉が思いつかない。

 

しかし、めばちこは、京都人も普通に言ってた(気がする)。

「ものもらい」という言葉を初めて聞いたのは、社会人で愛知に行った時だったと思う。

京都人どもにしゃくばと和歌山をディスられまくってきた私は、ひねくれきっていた。

 

めばちこのことを、「ものもらい」やってよ。笑

なんやねん「ものもらい」って。何をもらうねん。笑

これだから東海はなぁ。なんでも味噌つけるし、ガーガー言ってるし。笑

飲みゃあ、食べやぁ、覚えときゃーよ、知っとるが、謎の言葉を随分聞いたけど、ものもらいは傑作だわ。ひゃっひゃっひゃっ爆笑

 

しかし愛知では、関西人は少数派。かつて昼飯どきに味噌を馬鹿にした瞬間、

「なんでもソースかけてる奴に言われたないわ!毎日たこ焼きとみかんジュースばかり食べとるくせに!この阪神ファンめ!」

そう集団リンチされた時の恐怖が蘇る。なので口には出さず、心の中で馬鹿にしていた。阪神ファンじゃなくて近鉄ファンだったことだけは話した。

 

そして最近。発端は、岐阜出身の嫁さんとの会話だった。

「長男にものもらいができてるみたいやね。」

「出た出た、ものもらい笑!めばちこやで、め・ば・ち・こ!」

すると逆に猛反撃を喰らった。

「何言うとんの!そんなん聞いたことことないよ!ざじずぜぞをまともに言えないくせに!サイゼリヤをサイデリアと言ってたくせに!」

不毛な議論の末、私達は、Google先生の審判を委ねることにした。結果は一瞬で出た。

 

https://www.eyedoctors.jp/ecpmb/disease/d10.html

 

「※『ものもらい』は関東地方、『めばちこ』は大阪等の方言。」

正しくは、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」または「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と言うそうだ。

 

まさかの、どっちも方言説に、両者とも衝撃を受ける。

 

全国マップまで出てきた。

f:id:elep-peace:20210309072446j:image

https://weathernews.jp/s/topics/201807/040205/

「ものもらい」勢の圧倒ぶり、そして「めばちこ」勢の少数ぶりに衝撃を受ける。

なんやねん、「めぼう」「めいぼ」って。もはやそんなことを声に出せる状況じゃない。むしろ単独で「めぼう」を声高に主張する高知県民をリスペクト。

井の中の豚、ものもらいを知らず。ていうか京都人はめいぼって言うのか。当時あいつら隠していやがったな。

 

結論、両者痛み分け。

とはならなかった。

 

判決

暴言侮辱モラハラの罪で、

豚を死罪に処す。

 

今なら声を大にして言える。馬鹿は私でした。愛知の皆様、京都の皆様、そして嫁さん、申し訳ございません。悪気はにゃあで、許してちょーよ。あんたらも方言だでね。ぶぶ漬け食べてくるどすえ。