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ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

妄想を武器に現実と闘う、不惑のエンジニアのブログ

仮想通貨で儲けるということ。コインチェック社のNEM不正流出事件に思う。

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世間を賑わせている、コインチェック社のNEM不正流出問題。

ズブの素人が、勉強がてらざっくりまとめつつ、思うところを書いてみました。

 

コインチェック社NEM流出問題とは。

要するに、こういうことだ。

  • 仮想通貨取引所大手「コインチェック社」が、580億円(26万人分)もの仮想通貨「NEM(ネム)」を、不正流出により紛失した。
  • 常に「NEM」をオンラインで管理する(=いつでも外部から不正アクセスを受ける可能性がある)など、セキュリティ対策の甘さが原因。
  • 現在コインチェック社は、ビットコイン他仮想通貨の取引を停止中。

logmi.jp

とんでもなくスケールの大きな盗難事件だ。

しかし、スケールが大きいのは、盗難額だけではない。

当のコインチェック社は、

盗まれた563億円の約80%にあたる463億円を、現金で補償するらしい。

kabumatome.doorblog.jp

そんな大金を、すぐ(?)準備できるのもすごい。

にわかには、信じられない。

やっぱ仮想通貨って、儲かるんだな。

 

仮想通貨とは。ビットコインの仕組みを例に。

現在、世界中で、仮想通貨は、たくさんの種類がある。

今回の主役は「NEM」だが、

仮想通貨で一番有名なのは、「BTC(ビットコイン)」だろう。

ビットコインって、一体何なのか。どんな仕組みなのか。

それは、こちらが分かりやすい。

orekabu.jp

要するに、

ビットコイン(仮想通貨)=電子取引情報

であり、その取引は、以下の理由

  • 「ブロックチェーン(=ビットコイン取引記録)」を、「P2Pネットワーク」により世界中で分散させて管理するため、取引記録の破壊は実質不可能。
  • ビットコインを送るための電子署名は、秘密鍵や公開鍵などで、高度に暗号化されている。
  • さらにその取引情報は、「プルーフオブワーク(=膨大な計算による認証作業)」で正当性を保証されるため、偽造・改ざんが困難。
  • ビットコインは、ブロックチェーンを成立させる「ハッシュ」と「ナンス(=数列のパスワード)」を見つけた(=発掘・マイニング)人しかもらえないため、有限。

(日本語でおk)

により信頼性が高い。

なので、ビットコインなどの仮想通貨は、急速に世界中で普及しているとのことだ。

詳しくは上記リンクを参照頂きたい。

ずぶの素人である私には、すべては分からない。

でも、一つだけわかること。

この仕組みを考え出した人、マジで天才だ。 

 

コインチェック社とは。

2012年に設立された、大手仮想通貨取引所。

代表取締役の和田氏は、27歳(若い!)。

会社HP。

corporate.coincheck.com

いかにもITベンチャー、というかんじだが、実績もあり、

最近は、出川哲郎氏を起用したCMを打ったりして、

勢いがあったようだ。 

急速に拡大する一方、肝心の技術者は不足していており、

それが今回の問題につながったという見方もある。

www.asahi.com

 会社の成長スピードに、人材・品質の確保が、追い付いていなかったんでしょう。

 難しい問題ですね。

 

仮想通貨で儲けるということ。

このように、急速に世界中で普及しつつある仮想通貨だが、

まだまだ不確定な要素も多いため、変動幅も多い。

それに加え、今回のような管理面の問題もある。

当然、ハイリスク・ハイリターンだ。

 

投資と同様、いや投資以上に、仮想通貨で儲けるには、

「金持ち」「超頭がいい」「超運がいい」のどれかが必要だろう。

世界にはきっと、これらを3つとも持ち合わせていて、

かつ「超悪い」人たちが

うじゃうじゃいると思っている。

今回の犯人は、おそらく見つからないだろうが、こういう人たちだろう。

 

私は映画「007」シリーズが好きなのだが、たとえば

こんな人とか、

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こんな人だ。

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彼らにとってみれば、こんな人たちが、

f:id:elep-peace:20180128232811j:plain

monacoin.officeblog.jp

580億円もの仮想通貨を、

「いつでも不正アクセスしてくださいよ」

といわんばかりに、オンラインで持ってたら。

そりゃ取られるよなと、思ってしまう。

他の写真とかを見てみても、金融を生業にしてるとは、にわかに信じられない。

ずっと泳がされつつ、マークされてたのかもしれませんね。

世界は広く、そして恐ろしいのだ。 

 

それともう一つ。

今回に限らず、こういう事件が起こったとき、

いつもこういう声が聞かれる。

「資産の〇〇万円を、ほぼ全部仮想通貨につぎこんだのに、

どうしてくれるんだ。これからどうすればいいんだ」

www3.nhk.or.jp

 

んなもん、どうにもならない。

ギャンブルでないにせよ、リスクなしで濡れ手で粟で儲けようなんて、

そんな虫のいい話があるわけない。

そんなハイリスクなものに全額ぶっこむなんて、狂気の沙汰としか思えない。

狂気の沙汰で勝負に勝てるのは、赤木しげる氏だけだ。

f:id:elep-peace:20180129000830j:plain

renote.jp

もっとも、赤木さんは無欲で、お金への執着も全然なかったわけだが。

幸い今回は、(いつになるか分からないけど)返金されるとのことなので、

まだマシだとは思う。

ギャンブルや投資同様、自分が楽しめる以上の金額をぶっこむのは、

避けた方がよいだろう。

 

おわりに。

ハイリスクハイリターンな仮想通貨について、色々書いてきた。

しかし、私の脳裏には、ある諺がグルグル回っている。

「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」。

大儲けして、仕事をやめて、悠々自適な生活を送りたい。

 

よし。私も仮想通貨をはじめてみようか。 

大いに魅力的だ。試してみたいとは思う。

狂気の沙汰ほど面白い(2回目)。

でもめんどくさいし怖いから、本業(副業)のブログで頑張ります。

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